人材の育成は、学問のある者を積極的に用いよ。
by 岩崎弥太郎
あなたは常に学び続けていますか?
タイトルの言葉は、三菱財閥の創業者 岩崎弥太郎の言葉です。
人材の育成は、学びに熱心な人こそ積極的に用いよと述べた深いメッセージですね。
あなたがもしも会社の経営者だとしたら、どんな人を採用したいと思うでしょうか?
どんな人に仕事を任せたいと思うでしょうか?
三菱の創業者 岩崎弥太郎は、「学問のある者を積極的に用いよ」と述べています。
この「学問のある者」とは、良い大学、学校を出ている人ということではなく、学問に熱心な人ということです。
常に学び続けようとする向上心を強く持っている人こそ、積極的に採用したいと述べているのです。
せっかく良い大学を出ていたとしても、卒業後にはほとんど学ぼうとしない人が世の中には大勢います。
良い大学を卒業できたことに満足してしまい、それ以降は学ぶことをやめてしまうのです。
良い大学を卒業できたということは、それまでには熱心に学習に取り組んできたはずです。
それなのに、卒業した途端に学ぶことをやめてしまうなんて、本当にもったいないことです。
学ぶことに熱心な人は、大学を出ようと就職しようと、学ぶことをやめるどころか、ますます熱心に意欲を持って学び続けていく人も大勢います。
むしろ大学なんて行かなくても、熱心に学び続けている人もたくさんいるのです。
社会にとって必要な人とは、過去に学習に熱心だった人ではなく、今現在、学ぶことに熱心に取り組める人であることは間違いありません。
年齢がいくつになっても、常に学び続けようとする向上心を持った人こそ、社会にとって必要不可欠な人なのです。
良い大学を出たことを自慢するような人は、過去の栄光にしがみついているだけなので、将来にとってはあまり価値がないのです。
私たちも常に学び続ける心を持ち続けていきたいものです。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が発表している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をする際にも、常に学び続けようとする姿勢が必要になります。
なぜなら、目標達成のためには知恵と工夫が必要不可欠だからです。
課題を解決するためには、情勢を把握し、何をするべきかを考え、自分には何ができるのかを見極める判断力が求められます。
そのためにも、学ぶ気持ちを決して忘れてはならないわけです。
活動を続けていく際に、いつも同じ行動を繰り返していくというわけではなく、常にブラッシュアップしていくことで、目標達成に近づいていくのですから、学び続ける姿勢が重要になってくるのです。
年齢がいくつになっても、学び続けようとする向上心を忘れないように、今後も生きていきたいものですね。