感情は車を動かすガソリンのようなものだ。感情に支配されるのではなく、利用すればいい。
by アルフレッド・アドラー
あなたは自分の感情に支配されてはいませんか?
タイトルの言葉は、アドラー心理学で有名なアルフレッド・アドラーの言葉です。
感情に支配されるのではなく、利用すればいいと述べた深いメッセージですね。
車が走るにはガソリンが必要です。
車を動かすのは人間であると同時に、ガソリンは車を動かすために利用しているに過ぎません。
ガソリンを上手に利用すれば、快適なドライブライフが楽しめるというわけです。
もしも車がガソリンに支配されてしまったとしたら、車は暴走し、爆発してしまうかもしれませんね。
人間が生きていくのに感情は必要です。
人間が行動するのは、感情が動いているからであり、その感情をうまくコントロールしながら生きていかなければなりません。
上手に利用すれば、快適な人生が送れるというわけです。
もしも人間が感情に支配されてしまったら、人間の行動は歯止めが効かなくなり、暴走したり、犯罪に手を染めてしまうかもしれませんね。
感情に支配されるというと、真っ先に思い浮かぶのが、「マインドコントロール」ということがありますよね。
他者の言葉や行動によって、自分の感情や行動が制御されてしまうことを指すわけですが、ここまできたら、もう自分自身ではありません。
自分の感情では動いておらず、他人の思いのままに動いているわけですから、もはや人間とは呼べないかもしれませんね。
マインドコントロールとまでは行かなくとも、感情に支配されてしまう人っていますよね。
怒りを感じたら、すぐに暴言や暴力に走ったり、悲しい出来事が起きたらすぐに落ち込んで、長期間に渡って閉じこもってしまう人もいるわけです。
こうなってしまったら、感情に支配されてしまったと言わざるを得ません。
怒りを感じたら、それを原動力に変えて努力を始めたり、悲しいときにはそれを乗り越えようと明るく振る舞おうとする行動ができる人は、感情をうまく利用して、コントロールできる人ということになります。
私たちは人間なので、ときには自分の感情に押しつぶされそうになることもあるかもしれませんが、できれば感情に支配されることのないように、うまくコントロールしながら生きていきたいものですね。