急いては事を仕損じる。(せいてはことをしそんじる)
by 日本のことわざ
あなたは、物事を急ぎすぎていませんか?
タイトルの言葉は、皆様よくご存知の日本のことわざです。
このことわざの意味は、皆様はよくご存知だと思いますが、「あわてたり、急ぎすぎると失敗することが多いので気をつけましょう」という教訓的なことわざです。
私たちの人生、急いで物事に取り組まなければならないことって結構多いですよね。
仕事においても日常生活においても、急いで慌てふためいて、結局失敗したことって何度も経験するものです。
急いで物事に取り組むということは、普段の状態とは違い、冷静さを失った状態とも言えるわけであり、普段なら簡単にできることでも、うまくできなかったり、要領よくできなかったりします。
つまり、冷静ではない、落ち着いていない状態だから失敗するわけです。
普通にやれば普通にできるのに、それが失敗してしまう。
下手をすれば、怪我をしたり、モノを壊してしまうこともありえます
慌てて急ぐことが、いかに馬鹿げた行為だということがわかるわけです。
急いでやれば早くできると勘違いする人もいるかもしれませんが、冷静さを失った状態で行動しているので、失敗するリスクも高く、早くできたとしても、それが思ったとおりの成果が現れるかどうか疑問です。
例えば、いくら急いでいるからといって、普段よりも車のスピードを上げてしまえば、事故のリスクが高まります。
朝、寝坊してしまい、慌てて出かける準備をしても、何か忘れ物をしてしまうリスクが高まりますよね。
つまり、慌てて急いで行動しても、あまり良いことはなく、時間に余裕を持ってゆっくりと行動したほうが失敗することもなく、気持ち的にも楽に生きられるのです。
生きていれば、急いで慌てなければならないことが起こるのは仕方ありませんが、「急いては事を仕損じる」ことがあるのを決して忘れないように、常に冷静に行動できるように努めましょう。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が提唱している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動においては、慌てて急いで行動する必要はありません。
年次計画や月次計画をたてて、その目標達成を目指すことは良い心構えですが、達成が難しくなったからといって、慌てて行動するようなことは決して賢明な行動とは言えません。
目標達成を目指すことももちろん重要ですが、最も重要なことは継続することです。
慌てて行動することで、短期的な目標を達成できたとしても、次の期間で辞めてしまうのでは何の意味もないということです。
SDGsの活動においても、慌てずにゆっくりと目標達成を目指すことを意識しましょう。