何かをやりたい人なのか、何でもやりたい人なのかそれを心に決めなきゃいけない。
by 和田勉
あなたは何をやりたいのか、心に決めていますか?
タイトルの言葉は、元NHKのプロデューサーで、演出家の和田勉氏の言葉です。
人は、何かをやりたいのか、何でもやりたいのか、どちらかを決めなければいけないと述べた深いメッセージですね。
私たち人は、やりたいこと、やりたくないことを自分で判断し、選択しながら生きているわけですが、何をやりたいのかを明確に決めずに、何となく生きている人も少なからずいますよね。
例えば、医師であれば、専門分野を研究し続けて、その分野のスペシャリストになりたいと思っている人もいれば、医療体制の脆弱な過疎地域において、地域医療のために貢献したいと考えている人もいます。
同じ医師という立場であっても、何を目指すのか、何をやりたいのかによって、進む道はまったく異なるというわけです。
どちらの道が正しくて、どちらの道が誤っているということではありません。
どちらの道も、自分が選んだ以上は、その道を全うしていくことが、正しい道と言えるわけです。
また、一つの道を極めたいという気持ちで、スペシャリストをめざすことも、人として正しい道と言えますし、何でもこなしたいという気持ちで、ゼネラリストを目指すというのも、人として正しい道と言えます。
どちらが良いとか悪いとか、誰にも判断はできないはずです。
人には無限の可能性があります。
自分の人生ですから、自分が何をしたいのか、何をすべきなのかは自分自身で考え、選択していくしかありません。
そして、自分で選んだ以上は、後悔することなく、その道を極めていくように努めていくというのが、人に与えられた使命です。
いずれにしても、自分の人生、自分で考え、自分で切り開いていくことが求められるのです。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が発表している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動に関しても、目標をどのように設定するのか、どんな行動をしていくのかは、自分自身で考え、決めていくしかありません。
人に強制されたり、人から言われたとおりに行動するなんてことは決してあってはいけません。
自分に何ができるのか、自分は何をすべきかを考え、自分自身で決めることが肝心なのです。
そのためには、自分は何をやりたいのか、何を目指すのかを明確に決めてから、目標を設定するようにしてください。
自分がやりたいことも分からずに、目標を設定するなんて無意味だからです。
そして、自分で決めた道ならば、一生懸命に取り組んでみてください。
あなたにとって豊かで充実した人生を送ることができるはずですから。