多数派は常に間違っている。自分が多数派に回ったと知ったら、それは必ず行いを改めるか、一息入れて反省することだ。
by マーク・トウェイン
あなたは多数派の意見に惑わされてはいませんか?
見出しの言葉は、アメリカの著述家 マーク・トウェインの名言です。
多数派と少数派と比べた場合、多数派の方が正しいと思われがちですが、多数派は常に間違っていると断言しているトウェインの言葉は、とても興味深く面白いですね。
「多数派は常に間違っている」
アメリカの有名な著述家 マーク・トウェインは、こう断言しています。
「常に」と断言しているところが面白いですね。
人々が多数決をとった場合、多数派の意見が採用されるのが世の常です。
そして、少数派の意見は潰されてしまい、多数派の意見が常識として、社会に広がっていくことになります。
しかし、それが間違っているのだとトウェインは述べているのです。
どういうことか?
それは、世の中のほとんどの人は、深く考えることもなく、大勢の意見が正しいと思い込んでしまうからです。
または、自分にとって都合の良いことかどうかが判断基準となります。
だから、正しい判断ができない人がほとんどなのです。
つまり、世の中のほとんどの人は思考停止状態の凡人だということです。
凡人ではない人、つまり本当に賢い人は、何が正しくて何が間違っているのかを論理的に考え、判断することができます。
もしも多数派と自分の意見が同じだった場合、「それは単に自分にとって都合が良いだけではないのか?」とか、「それを採用すると、社会はどう変わるだろうか?」とか「副作用、デメリットはないだろうか」などと、一息入れて、冷静に考えることが必要になるのです。
しかし、多数派、つまりほとんどの凡人たちにはそれができません。
人類の歴史は、戦争やテロの歴史とも言えます。現在でもそれが継続しています。
そして、戦争やテロは、多数派の大衆の意見が採用されて、引き起こっているのが事実です。
大勢の命を奪うことが正しい社会のはずがありませんよね。
それを正しいと信じ込み、むごい歴史を繰り返してきたのが人類の歴史なのです。
多数派は常に間違っています。
多数派というよりも、現代社会そのものが過ちの繰り返しであり、多くの人々は、既得権益を守ることに必死であり、健全でより良い社会とは言えない、不健全で間違った社会なのです。
しかし、多数派の意見に常に疑問を持ち、社会を変えようと必死にもがいている人も少なからず存在するのも事実です。
SDGsの活動をしている人も、その一つと言えるかもしれません。
多数派が正しいというのは、あなたの思い込みです。
常に社会に疑問を持ち、何かを変えようと、変えなければならないという意識を強く持ってください。
あなた自身のみならず、あなたの周りの社会が変わるかもしれませんよ。