当たり前じゃないか。料理屋とは楽しむところで苦しむところじゃないもの。
by 雁屋哲作「美味しんぼ」より
あなたは、どんな場所にいても楽しんでいますか?
タイトルの言葉は、雁屋哲氏の漫画「美味しんぼ」の中の登場人物 山岡士郎のセリフの一節です。
料理屋とは、楽しむところであり、苦しむところではないと述べた、至極当然のことながら胸に刺さるような深いメッセージですね。
私たちは、人生の中で楽しむこともあれば、苦しむこともありますよね。
しかし、どんな場所であっても、苦しむ場所というところはないはずです。
「みんなが苦しみに耐えるべき所」なんて場所は、日本中いや世界のどこであっても、存在してはいけませんよね。
とはいっても、その場所へ行くと苦しい思いになるという人が、もしかしたら世界中にたくさんいるのかもしれません。
例えば、仕事をするのがつらいという人は、職場が苦しい場所ということになります。
家にいるときには安心するのに、職場にいると胸が苦しくなったり、落ち込んでしまう人が、社会には大勢存在します。
仕事をすること自体が嫌なので、職場そのものが苦しい場所、悲しい場所になってしまっているわけです。
よくよく考えてみると、毎日働いている場所である職場が苦しい場所だというのは、異常事態だと言わざるを得ません。
職場とは本来、仕事を楽しみ、生産性を上げる場所であって、苦しむ場所であるはずがないからです。
もしも職場へ行くことが苦しくてたまらないという思いであれば、そんな職場とは一刻も早く離れたほうが良いかもしれません。
仕事を辞めることはそう簡単なことではないのでしょうが、それでもやっぱり自分が楽しもうと努力することが必要です。
職場は本来、苦しむ場所ではないのですから、大いに楽しんだほうが良いに決まっています。
どうしても苦しいと感じ、苦しみに耐えているのであれば、辞めるのも重要な選択肢になります。
どんな場所であっても、その場所は苦しむところじゃないということは、常に意識していたいですね。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が発表している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をしている人の中には、人に言われてイヤイヤ活動している人や、目標達成に疑問を持ちながら、懐疑的な気持ちで活動している人もいます。
しかし、せっかく縁あって活動に参加しているのですから、それを楽しもうと努めることが大切です。
イヤイヤ活動するのではなく、何か面白いものを見出そうとしたり、仲間との交流を楽しもうとする気持ちを持つことが重要です。
それでも楽しめずに、苦しい思いをするのでしたら、活動を辞めるのも選択肢の一つとして考えても良いと思います。
なぜなら、イヤイヤ活動していても、周りの人に迷惑ですし、その人自身も無意味な時間を過ごさせることになるからです。
SDGsに限らず、私たちは、いつでもどこにいても、楽しもうとする心構えを忘れないようにしたいものですね。