信念は行動に移さなければ価値がない。
by トーマス・カーライル
あなたは自分の信念を行動に移していますか？
タイトルの言葉は、１９世紀のイギリスで活躍した歴史家、評論家のトーマス・カーライルの言葉です。
どんなに立派な信念を持っていても、行動に移さなければ価値がないと述べた深いメッセージですね。
信念とは、自分が正しいと信じていること、またはその心のことを指します。
人が行動を起こすとき、まずは自分の心に信念が生まれ出てから、事が始まります。
目標や夢を持つことも一つの信念と言えるわけですが、心に思ったということは、そこから具体的な行動へと移っていかなければ、どんなに立派な信念を持ったとしても意味はありません。
心で思っただけでは、何も形になっていないので、周りの人たちにも気づかれず、具体的には何も変化はないからです。
信念とは、思っただけでは無意味であり、行動に移すことで、初めて現実は動き始めます。
具体的な行動としてまず初めに、自分の信念を周りの人に打ち明けてみると、その反応が返ってくるはずです。
批判的な言葉や反対の声が聞こえてくるかもしれませんし、自分を応援してくれる人が現れるかもしれません。
自分の信念を人に話すことで、周りの人々が動き始めるというわけです。
その後は、その信念を実現するための準備や学びを始めることとなります。
実現するためには何をすればよいのか、どんな準備をするべきかを考え、実行に移すというわけです。
夢や目標を達成するためには、まずは信念を持つことから始まるわけですが、単に信念を持つだけでは何も変わらず、世の中は何も動かないのです。
なぜなら、信念とは実体のない影も形もないものだからです。
それを具体的な行動に移すことで、実体ある形が見えてくるのです。
そのことだけは、決して忘れないようにしましょう。
SDGsは、２０３０年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が発表している世界共通の行動目標です。
SDGsについては、どんなに立派な目標を掲げたとしても、行動に移さなければ全く価値がないということは決して忘れてはいけません。
企業や団体等で、素晴らしい目標を掲げて、Web等で公表しているところはたくさんありますが、それを本当に具体的に実践しているのか、疑問に感じることが多々あります。
例えば、SDGsの目標８の働き方改革と称して、働きやすい職場環境づくりを謳っておきながら、長時間労働など劣悪な職場環境だったり、コンプライアンスに反する行為を長年続けている企業など、枚挙に暇がありません。
SDGsが求めているのは、立派な目標や信念ではありません。
具体的な行動を実践することなのです。
そのことだけは決して意識として、忘れないようにしてください。
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