仕事が速い人は特別頭がいいわけでも手先が器用なわけでもない。スタートが圧倒的に早いのだ。
by 千田琢哉
あなたは、仕事が速いですか?
タイトルの言葉は、著述家の千田琢哉氏の言葉です。
仕事が速い人というのは、頭がいいわけでも、手先が器用なわけでもなく、圧倒的にスタートが早い人だと述べた深いメッセージですね。
あなたの職場に、仕事が速い人、仕事ができる人っていますよね。
「あの人は仕事が速く、できる人だなあ」と周りのだれもが認める人というのが、一人や二人いるものです。
もし可能ならば、その人をじっと観察してみてください。
なぜその人は仕事が速いのだろうかと。
その人は、特別に頭がいい人なのでしょうか? それとも手先がとても器用なので仕事が速いのでしょうか?
おそらく、どちらも違うはずです。
頭の良さや手先の器用さは、他の人とたいして変わりがないと思います。
それでは何が違うのか?
仕事が速い理由は、人それぞれ異なることとは思いますが、共通して言えることは、他の人よりもスタートが早いことは大きな理由になると思います。
他の人よりも早い時期に仕事を始めれば、その仕事の段取りや手順を早く知ることができますし、慣れてくれば、知識や技術を知り尽くしているので、他の人よりも仕事が早くできるのは当然のことと言えます。
人間の能力には、それほど差はないはずです。
同じ職場で働いている人同士ならば、なおさらであり、同じ条件で2倍の速さで仕事ができる人なんていないのです。
みんなが似たりよったりの能力であるはずです。
しかし、経験がモノを言うというのは間違いありませんよね。
長年の経験を積み重ねてきた人は、それだけの知識と技術を磨いてきたわけなので、初めて経験する人よりも仕事ができるのは当然のことです。
それと、他の人よりも少しずつでも練習したり、こっそりと努力している人も、それを長年積み重ねることで、他の人よりも差が出てくることがあります。
そういう人は、仕事を早く覚えようと、必死で努力しているので、当然のことですよね。
こっそり努力している人も、スタートが早いことと同じで、時間をかければかけるほど、仕事は上達し、他の人と差が生じてくるというわけです。
仕事が速い人は、スタートが早いか、こっそりと努力しているかのどちらかなのです。
仕事が他の人よりも遅いと感じているとしても、がっかりすることはありません。
経験が足りないだけなのです。
経験を積み重ねていけば、誰でも仕事が速くできるようになれることだけは、決して忘れないようにしてください。