今日まで自分を導いてきた力は、明日も自分を導いてくれるだろう。
by 島崎藤村
あなたは、今日までどんなふうに生きてきましたか?
タイトルの言葉は、小説家 島崎藤村の言葉です。
一生懸命に努力している人に勇気と元気を与えるような素晴らしいメッセージですね。
私たちは、生まれてから今日まで、一日一日を過ごして生きてきました。
子供の頃は、周りの大人たち、親や先生などの教えに導かれながら生きてきましたし、大人になってからも、出会う人々からさまざまなことを教わり、知識を得ながら生きてきたわけです。
つまり、私たち人は、周りの人や環境に導かれて生きてきたと言えます。
人によっては、子供の頃からスポーツに情熱を注いできた人もいるでしょうし、ピアノやバイオリンなど、音楽の世界に情熱を傾けた人もいることでしょう。
人それぞれ、生まれた家族、環境によって、導かれたことは異なりますが、それぞれの環境によって今日まで生きてきたことに大きな影響を受けたことは間違いありません。
大人になってからは、自分の人生を自分で切り開いていくことになるわけですが、それまでに一生懸命に取り組んだこと、導かれてきたことは、将来にわたっても大きな影響を与え、自分を導いてくれるものに違いありません。
例えば、子供の頃からピアノ演奏に情熱を注いできた人は、大人になってからも、将来にわたってその能力が発揮され、自分を導いてくれるわけです。
たとえ、プロのピアニストになれなかったとしても、本人の心、身体にはピアニストとしての能力、感性が磨かれており、人としての生き方、将来の自分に大きく影響を与えることは間違いありません。
つまり、今日まで自分を導いてくれたもの、支えてきたものは、決して無駄にはならないどころか、大きな影響を与えてくれるはずなのです。
プロにならなければ、今までの努力が水の泡になってしまうと考えがちですが、決してそうではないのです。
今まで生きてきたことに無駄なことは一つもありません。
自信を持って生きていきましょう。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が発表している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をしていると、これまでの活動が無駄だったと感じることがあるかもしれません。
例えば、目標に向かってどんなに努力しても、思うような成果が上がらなかったり、失敗を繰り返してしまうようなことがあるかもしれないのです。
しかし、あなたが今日まで努力してきたことは決して無駄にはなっていません。
それどころか、日々積み重ねてきた努力は、あなた自身を成長させているとともに、周りの人々からの信頼を得ているはずです。
成果が上がらないのは、まだ時期が合わなかっただけであり、近い将来、きっと成果が見えてくるはずです。努力を続けているのに、全く成果が出ないなんてことはあり得ないからです。
私たちに必要な心構えは、今日までの努力は明日への道標になるということです。
自信を持って、今後も活動を継続していきましょう。