良い条件が揃っている人間というのは、それだけ多くのチャンスを失っている気がするんです。
by 山田太一
あなたはチャンスをつかんでいますか?
見出しの言葉は、小説家で脚本家の山田太一氏の言葉です。
良い条件が揃っている人間というのは、多くのチャンスを失っているんだと述べた深いメッセージですね。
人間には、チャンスをつかめる人や、成功を手にすることのできる人がいます。
そんな人たちは、素晴らしい環境や条件に恵まれた運の良い人だと思われがちですが、決してそうではないようです。
例えば、富裕層の人々は、もともと資産をたくさん持っているので、金銭的に困ることはありませんよね。
つまり、経済的に恵まれた人、良い条件が揃っている人ということになります。
そのため、何か夢や目標ができたとしても、「どうやって資金を集めようか?」とか「どれくらい費用がかかるだろうか?」などと悩むことはないわけです。
したがって、資金調達に関しては知恵も工夫もしないということになります。
しかし、資金に恵まれていない人は、どうやって資金を調達しようかと知恵を出したり、工夫を凝らしたりする必要があります。
そのため、多くの知識を得たり、いろんな人に会ったり、いろんな場所に赴いたりして、チャンスをつかむ機会が増えていくというわけです。
チャンスとは、知恵と行動力によってつかめるものなので、条件が揃っていない人の方が、チャンスをつかめる機会が多くなるのは必然なのです。
条件が全て揃っているような人は、何も努力しなくても手に入るので、どうしても行動力が鈍ってしまいます。
チャンスをつかむ、成功するということは、いろんな試練を乗り越えてこそ、得られるものであり、行動が伴わなければ、チャンスも成功もつかむことはできないはずです。
チャンスや成功をつかむために必要なのは、環境や条件が揃っていることではなく、その人の行動力なのです。
良い条件の人を羨ましく思うのではなく、行動力によってチャンスをつかめることを常に意識しながら今後も生きていきましょう。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が発表している世界共通の行動目標です。
SDGsの目標達成を果たすためには、行動力が何よりも重要です。
良い条件が揃っている人が目標達成できるわけではないのです。
なぜなら、良い条件が揃っているということは、何も努力しなくとも達成できるものと油断してしまい、行動が伴わない、もしくは鈍ってしまう可能性が高いからです。
条件や環境が悪ければ、それを乗り越えようと知恵を出したり、工夫を凝らしたりして、より一層努力をしようと気力が高まるはずです。
目標達成に必要なのは、条件ではなく実行力です。
常に意識しながら、今後も活動を継続していきましょう。