困難を予期するな。決して起こらないかも知れぬことに心を悩ますな。常に心に太陽を持て。
by ベンジャミン・フランクリン
あなたは、困難なことが起こるとか、悪いことが起きると予期してはいませんか?
見出しの言葉は、アメリカの政治家で実業家としても活躍したベンジャミン・フランクリンの名言です。
未来を予期する場合、困難なことになると思わないようにしなさいと述べた深いメッセージですね。
私たちは、未来を予期しながら生きていることがよくありますよね。
「きっとこうなるに違いない」とか「こうなったらいいなあ」などと、未来を予想しながら生きているわけですが、まだ起きてもいないことを予想するのですから、できれば良いことが起きるように願いながら予期したいものですね。
しかし、人間はしばしば「悪いことが起きる」とか「困難な目に遭う」などと、暗い将来を予想してしまうことが多いようです。
自分が望んでいるわけでもないのに、悪い方へ悪い方へと考えてしまう傾向が強いようです。
暗い未来を予期しているということは、自分の心、脳がそれを考えているわけですから、心だけではなく、行動にまでそれが現れてしまい、結果的に望まない未来を引き起こしてしまうことが多くなってしまうのです。
フランクリンは、「常に心に太陽を持て」と述べていますが、私たちが未来に向かって行動するとき、「絶対にうまくいく」とか「こうなったらいいなあ」と常に前向きに、明るい未来を期待しながら行動したほうが、良い結果を生むことにつながるはずです。
悪いことが起こると予想していれば、心も体もそのように動いてしまうのです。
良い結果を生むと予想していれば、自分の心と体だけではなく、周りの人たちの行動さえも変えることができ、自分が望む結果に導いてくれることにつながるというわけです。
起こらないかもしれない、暗い未来に心を悩ませることのないよう、前向きに明るく生きていきたいものですね。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が定めている世界共通の行動目標です。
SDGsの目標達成について、「絶対に不可能だ」とか「達成するのは困難だ」と、まだ見ぬ未来に向けて、暗い将来を予期するようなことはやめましょう。
暗い将来を予想するということは、人間の心と体がそのように動いてしまい、本当にそんな未来になってしまいます。
「未来の見通しは暗い」と予想しているから、暗い未来が訪れるのです。
私たちに必要なことは、常に心に太陽を持ち続け、必ず目標を達成するという期待感と希望を持ちながら行動を続けていくことです。
明るく前向きな気持ちで、今後も活動を継続していきたいものですね。