根性は工夫を生まない。
by 和田秀樹
あなたは根性で乗り切ろうとしていませんか?
タイトルの言葉は、精神科医で評論家、著述家としても活躍している和田秀樹氏の言葉です。
根性では工夫は生まれず、それだけで乗り切れるわけではないのだと述べた深いメッセージですね。
私たちは子供の頃から「根性」という言葉をよく聞かされてきました。
少しつらいことや苦しいことがあったときに、「根性出して頑張れ」などとよく言われたものです。
言われた本人は、「もう少し頑張ろう」とか「我慢してもう少し続けよう」などと思い、つらさや苦しみを乗り越えようとしたわけです。
精神科医で作家の和田秀樹氏は、「根性は工夫は産まない」といたって短く、シンプルでわかりやすい言葉を述べています。
つまり、根性を続けていても工夫が生まれることはなく、それで乗り越えられるわけではないのだと、厳しい現実を突きつけるような言葉を述べているのです。
「根性」と言うと、最後まであきらめない強い精神力を持って努力を続けて、やり遂げようとする気持ちのことを指すわけですが、それだけで乗り越えられるわけではないことは確かです。
根性だけで続けているということは、つらさや苦しみを続けているだけであり、それだけで問題解決になったり、事態が進展するようなことにはならないからです。
物事が解決するためには、根性だけではなく、新しいアイデアを考えたり、柔軟に物事をとらえたりする独創性や工夫と言ったものも必要になります。
例えば、スポーツ選手が単に身体を鍛えるだけで能力が上がるわけではないのと同じです。
もちろん、スポーツ選手として活躍するには、根性が必要なのは間違いありませんが、それだけで上達するわけではなく、工夫や独創性、対応力、技術力など、他の要素も必要になることは間違いありません。
ただ単に根性論で同じことを繰り返していても、本当の意味で乗り越えらるわけではありませんし、無駄な努力になってしまうこともありえます。
何かを成し遂げるには、努力はもちろん必要です。
ときには、根性を持ってつらさや苦しみに耐えなければならないときもあるでしょう。
しかし、それだけで乗り越えられるわけではないことも意識してみると良いでしょう。
根性のみならず、柔軟な考え方や工夫をこらすことも大切な心構えとして覚えておくとよいでしょう。
