「普通」かどうかなんて、ただの多数決だったりします。
by 藤野智哉
あなたは「普通」とは何かを理解していますか?
タイトルの言葉は、精神科医 藤野智哉氏の言葉です。
「普通」かどうかなんて、単なる多数決の結果であり、それが正しいとは限らないのだと述べた深いメッセージですね。
私たちは、この社会で生きている中で、「それが普通だ」とか「それが常識だろう」などと、「普通」とか「常識」という言葉をよく耳にしますし、口に出す人も多いことと思います。
「普通」や「常識」と思われる考えや行動というものがあり、それとは異なる考えや行動をした人を非難する際によく使われる表現だと思われます。
それでは、その「普通」とか「常識」という概念は、一体何なのか、よく考えてみる必要があると思います。
精神科医の藤野智哉氏は、「普通」というのは、単なる多数決の結果であり、それが本当に正しいことなのかはわからないものだと述べています。
世の中の多数決が本当に常に正しいのであれば、この世界で戦争やテロが起きることはないからです。
よくよく考えてみると、多数決で多数派がいるということは、少数派がいるということになります。
つまりは、多数派の考えに異を唱える者がいるというわけであり、その人の意見にも耳を傾けなければならないということになります。
全ての人、100%の人が賛同するような考えであれば、それは「普通」とか「常識」と言えるのかもしれませんが、一人でも異を唱えるものがあるとすれば、それは決して「普通」とか「常識」とは限らないということになるのです。
多数決というのは、影響力の大きな人物の発言だったり、報道の仕方によって人々が影響を受けてしまうものであって、本当に正しいかどうかは全く別なのです。
中国や北朝鮮は、ほぼ100%の支持で政治家のトップが選ばれます。
その選挙が民主的かどうかはともかく、ほぼ100%の支持率でもって政治家が選ばれるわけですが、現状を鑑みても、その国の政治が正しいかどうかは、あえて述べる必要はないでしょう。
私たちにとって、「普通」とか「常識」などというものは、まったく当てにはなりません。
自分自身が、「普通」だとか「常識」だと思っていても、それが世の中の多数派とは限りませんし、多数派だったとしても、それが正しい選択だとは限らないのです。
もしも自分と異なる考えの人や行動する人を目撃することがあったとしたら、相手を非難する前に、少し考え直してみてください。
自分の考えが本当に正しいのかどうかのみならず、「そんな考えもあるんだな」と冷静に分析することも大事だということです。
あなたが考える「普通」とか「常識」、世の中にある「普通」とか「常識」が本当に正しいとは限らないのですから。
