良い結婚などというものがあるとすれば、それは目の見えない妻と耳の聞こえない夫によるものであろう。
by ミシェル・ド・モンテーニュ
あなたは良い結婚生活を送っていますか?
見出しの言葉は、フランスの哲学者 ミシェル・ド・モンテーニュの言葉です。
良い結婚というものがあるとすれば、それは盲目の妻と聾者の夫によるものであると、皮肉を込めて述べた深いメッセージですね。
世の中では、ほとんどの人が結婚をし、子供を育てるわけですが、結婚というものに理想像を描いている人が多いことと思います。
「結婚すれば幸福になれる」とか「理想の相手を見つけたい」などと結婚に対して憧れや幸福感を思い描いている人も多いことと思います。
結婚相手というのは、自分が好きになった人とするものなので、好きな人と一生を共にできるということから、そんな理想を思い描いてしまうわけですが、現実はそうではないことが多いようです。
フランスの哲学者 モンテーニュは、結婚について皮肉を込めて見出しのような言葉を述べています。
理想どおりの結婚生活を送るなんて困難であるということです。
「目の見えない妻」というのは、どうしても夫の醜い姿、見たくない姿を見てしまうことを表現していますし、「耳の聞こえない夫」というのは、妻から聞きたくもない小言や不平不満を聞いてしまうことを表しています。
結婚生活というのは、長い期間、一緒に生活をし、子供を育て、家庭を築いていくことなので、良いことばかりではないことは事実としてあります。
思い通りに行かないことも多々ありますし、相手の言動に怒りや悲しみを覚えることもよくあることでしょう。
したがって、結婚とは、メルヘンの世界、空想の世界ではなく、日常生活という現実の世界で生きなければならないということです。
自分自身は、「相手にはこうあってほしい」とか「相手はこうしてくれるに違いない」と思っても、そうなるとは限りません。
そうすると、相手に対して怒りを感じたり、悲しい気持ちになってしまい、関係がギクシャクしてしまうことになりかねないわけです。
ただし、一つ言えることは、自分の思いどおりにならなかったり、相手に怒りを感じることがあったとしても、相手を尊重する気持ちや大切に思う気持ちだけは決して忘れてはいけないのです。
自分の理想通りには相手は動いてくれませんし、常に幸福な気持ちを持続することは困難かもしれませんが、相手にも相手の気持ちや立場があることを理解しなければなりません。
相手の人格を否定したり、信頼関係を失うことのないように、付き合っていかなければならないことは至極当然のことです。
メルヘンの世界のような結婚生活は難しいかもしれませんが、相手を信頼し、尊重する言動を続けていければ、ある程度の幸福な結婚生活を送ることができるはずです。
ちょっとしたことで腹を立てるのではなく、何があっても、何を言われても、大きな心で受け止めるような結婚生活が送れるといいですね。
