健全なる精神は健全なる身体に宿る。
byデキムス・ユニウス・ユウェナリス
あなたは、心身ともに健康ですか?
タイトルの言葉は、古代ローマの風刺詩人デキムス・ユニウス・ユウェナリスの言葉です。
身体と精神とはつながっていることは現代人なら誰もが知っていることですが、古代から言い伝えられてきたことだと思うと不思議な感じですね。
常に愛情に満ちて、人格、識見ともに素晴らしい尊敬できる人があなたの周りにもいるかと思いますが、そんな人はきっと、精神だけではなく身体も健康であることと思います。
健全な精神を保つためには、身体も健康であることが求められるからです。
もしも身体が病気がちで不健康だとしたら、不安や心配事が増え、心の状態が暗く沈んでしまいます。
もちろん、絶対に完治するんだという前向きな強い気持ちは必要ですが、それでも身体が自分の思い通りに動かないとなれば、どうしても心は落ち込んでしまいます。
それに、不健康だということは自由がなくなり、行動にも制限がかかるため、思ったように働くことができません。
精神が健全な人は、「こんなこともしてみたい。人のために尽くしたい」と思っているわけですから、思うように働けないのは何よりもつらいはずです。
つまり、健全な精神を保つためには、健全な身体が必須であるということなのです。
常に精神だけではなく、身体の健康にも気をつけるようにしましょう。
SDGsは、2030年に向けて、理想的でより良い世界を創り出すための世界共通の行動目標です。
SDGsの目標3には「すべての人に健康と福祉を」という健康に関する目標も掲げられています。
世界には、医療体制が不十分で、ちょっとした病気になっても治療を受けることができずに重症化したり死亡してしまう人々が大勢います。
また、5歳以下で死亡してしまう子供の割合が高い国もまだまだ多く存在するのです。
SDGsの行動そのものも、心身ともに健康な人でなければ実践することはできませんし、最低限の医療さえ受けられない人を減らしていくことも、SDGsの目標の一つでもあります。
あらゆる経済活動、社会活動はすべて、人々が健康でなければそれを発展させることができません。
生きていくための基本である健康を守る活動が私たちに求められているのです。