すべての偉大な成功は、地味で面倒な事の積み重ねの上に成り立っている。
by ピーター・ドラッカー
あなたは地味で面倒なことを避けてはいませんか?
タイトルの言葉は、オーストリアの経営学者ピーター・ドラッカーの言葉です。
全ての偉大な成功は、地味で面倒なことの積み重ねだと述べた深いメッセージですね。
世の中には偉大な成功を収めた人がたくさんいますよね。
一代で大きな会社を起こした人や、スポーツや芸能界で成功した人など、数多くの成功者と呼ばれる人物がいます。
成功者と呼ばれる人は、多くは報道機関によって取り上げられるので、それで有名になる人が多いわけですが、私たちは華やかな姿、輝かしい実績しか見ることができません。
例えば、オリンピックの金メダリストは、その試合の様子や、表彰式の状況しかテレビ等で報道されないので、私たちは輝かしい姿しか見ることができないというわけです。
しかし、金メダルの裏には、地味で面倒なことの積み重ね、そして並々ならぬ努力の積み重ねがあったことを私たちは知らないというわけです。
何も努力もしないで金メダリストにはなれないということはわかっているつもりでも、どんな努力の積み重ねをしてきたのかを知ることはできないわけです。
全ての成功の裏には、凡人は経験していない、地味で面倒なことの積み重ねがあったことは間違いないのです。
そんな地味で面倒な積み重ねには、おそらく華やかさや輝かしい姿というものは見られず、「なぜこんなことを続けるのだろう」という行動ばかりだと思われます。
しかし、そんな面倒なことの積み重ねが、大きなエネルギーとなって、成功への道が切り開いていくのです。
毎日の積み重ねの大切さを改めて考えてみたいものですね。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が定めている世界共通の行動目標です。
SDGsの活動も、地味で面倒なことの積み重ねとも言えます。
SDGsの目標そのものは、華やかで素晴らしい未来の姿を思い描いているように見えるかもしれませんが、日々の活動そのものには華やかさはほとんどなく、地味で面倒な行動の連続だと言えます。
華やかさがなく、地味で面倒なことであれば、モチベーションが上がらず、やる気もなくなってしまうかもしれませんが、その積み重ねが目標達成へと導いていくことは間違いありません。
偉大なる成功者は、皆、地味な努力を続けてきたからこそ成功できたのだということを改めて意識し、自分たちも成功できるという気持ちを持ちながら、今後も活動を続けていきましょう。