文盲者とは読み書きができない人を指すのではない。学ぶことができない人を言うのだ。
by アルビン・トフラー
あなたは学ぶことをやめていませんか?
タイトルの言葉は、アメリカの社会学者で評論家としても活躍したアルビン・トフラーの言葉です。
文盲者(もんもうしゃ)とは、読み書きができない人のことを指すのではなく、学ぶことができない人、しない人を指すのだと述べた深いメッセージですね。
文盲の本来の意味は、文字を読んだり書いたりできない人のことを指しますが、現代社会のおいても、世界中に数億人の文盲と呼べる人が存在します。
日本では、義務教育で小学生の時から、文字の読み書きを勉強するので、文盲者はほぼいませんが、学ぶことをやめた人はたくさんいるかもしれません。
アメリカの社会学者で評論家でもあるアルビン・トフラーは、本当の意味での文盲者とは、学ぶことをやめた人のことを指すと述べています。
文字の読み書きができたとしても、学ぶことをやめてしまえば、その人は文字を読んだり書いたりすることもなく、成長しようという意欲がないからです。
せっかく文字の読み書きができる能力を持っているにも関わらず、本を読むこともなく、文字を書くこともしない、つまり学ぶことをしなくなった人間は、読み書きができない文盲者と同じだというわけです。
能力があってもそれを活用しないということは、能力がないのと等しいのです。
歩ける足を持っているのに歩かないとか、目が見えるのに何も見ようとしないというのと同じで、何も学ぼうとしないということは、目や耳や足も手も十分に活用していないということになります。
いわゆる「宝の持ち腐れ」ということです。
人は子供の頃だけではなく、大人になっても成長し続けるのです。
年を取って高齢になったとしても、新たに覚えること、知識や技術力を向上させることは可能であり、私たち人間は、一生学び続けなければならないのです。
学ぶことこそ、人生そのものとも言えるのです。
人生の文盲者とならないように、生きていきましょう。
SDGsは、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が発表している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をすることは、日々の学びを続けているということになります。
未来の地球と人類のために、何をすべきか、何ができるかを考え、行動していくわけですから、社会や環境の変化に柔軟に対応することも必要になるというわけです。
活動を通じて、日々何かを学び、それを吸収し、社会貢献に資するよう、日々努力を重ねていきましょう。
