不安はトンネルをつくり、喜びは地図をひろげる。
by バーバラ・L・フレドリクソン
あなたは、心の中が不安でいっぱいになっていませんか?
タイトルの言葉は、アメリカの社会心理学者 バーバラ・L・フレドリクソンの言葉です。
人は不安になるとトンネルをつくり、喜びを感じると地図を広げるような気持ちになれるのだと述べた深いメッセージですね。
私たちの人生、不安になることもあれば、喜びを感じることもあるなど、日々さまざまな感情が動いていますよね。
常に喜びや楽しみの感情であればよいのですが、そうはうまくいかないのが人生です。
アメリカの社会心理学者のバーバラ・L・フレドリクソンは、人間は不安になるとトンネルを作り、喜びを感じると地図が広がるという表現で、人間の心理を述べています。
人間は不安な気持ちになると、そのことばかりを考えてしまい、一つの道しか見えてこなくなってしまいます。
つまり、トンネルに入った状態に陥ってしまいます。
不安な状態から抜け出そうと、一つの出口に向かって歩んでいくしかないと思い込んでしまうというわけです。
他にも選択肢や解決の良い方法があるかもしれないのに、一つの出口しか見えない状態に陥ってしまうのです。
もしも不安になったときには、一つの出口ばかりを見るのではなく、他に選択肢はないのかを冷静に考え、がんじがらめな状態に陥らないように気をつけましょう。
反対に、人間は喜びを感じると視野が広がり、欲望や意欲が増してくるものです。
人は喜びを感じると、「またこの感覚を味わってみたい」という思いにかられ、「あれもやってみたい、こんなことにも挑戦してみたい」と思えてくるからです。
そしてそんなときには、高ぶった喜びの気持ちが冷めないうちに、具体的な行動を起こし、新たなことに挑戦してみましょう。
あなた自身が大きく成長し、豊かで充実した気持ちになれるかもしれません。
もしも不安になった場合は、トンネルに入った状態になり、そこから抜け出そうと必死になって、他の選択肢が見えなくなります。
少し冷静になって、視野を広げ、客観的に自分を見つめ直すようにしてください。
喜びを感じたときには、新たな挑戦や意欲を大切にし、もっと積極的に行動するように努めてみてください。
あなたが一層大きな人間になれるチャンスかもしれませんよ。
