間違いは誰にでもあるが、愚か者だけがその間違いに固執する。
by マルクス・トゥッリウス・キケロ
あなたは、自分や他人の間違いや失敗に、いつまでも固執していませんか?
タイトルの言葉は、古代ローマの政治家で哲学者でもあるマルクス・トゥッリウス・キケロの言葉です。
間違いは誰にでも起きることだが、愚か者はその間違いにいつまでも固執してしまうものだと述べた深いメッセージですね。
私たちは生きていく中で、間違いや過ちを犯してしまったり、失敗をしてしまったりすることがあるわけですが、それはある意味、仕方がないことです。
完璧な人間なんて存在しませんし、失敗や過ちを犯してしまうなんてことは、人間ならば誰でも起こしてしまうのが普通なのです。
しかし、間違いを犯してしまった後の行動は、人によって異なってしまうようです。
自分の間違った行動をいつまでもクヨクヨと悩み苦しみ、長い間、何も手につかなくなってしまう人もいれば、間違った自分の行動を反省し、すぐに忘れて、気持ちを切り替えて次の行動に移せる人もいます。
他人の間違った行動に対し、いつまでもグチグチと文句を言ったり、見下すような言動をする人もいれば、そんなことは全く意に介さない人もいます。
間違いは誰にでも起きてしまうことですが、賢い人は、その間違った行動のことなど固執せずにすぐに忘れてしまうものなのです。
愚かな人間ほど、その間違った行動にいつまでも固執してしまうというわけです。
過去の行動をいつまでも引きずっていても仕方ないことですし、時間は流れているわけで、次の行動へ切り替えることが大切であることは言うまでもありません。
過ちや失敗など、間違った行動は誰でもやってしまうものであり、そんなことにいつまでも固執しているようでは、未来に向けての賢明な行動などできるはずがないのです。
私たちに必要なのは、今を大切にし、自分が何をやるべきかを見極めて行動することなのです。
常に意識しながら生きていきたいものですね。
SDGsは、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が発表している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をする際にも、失敗や過ちを犯してしまうことがあるかもしれませんが、心構えとして最も大切なのは、その間違いに固執するのではなく、気持ちを切り替えて、次の行動に移すことです。
間違ってしまった行動をいつまでもクヨクヨと悩んでも仕方ないことですし、未来の地球と人類のために、私たちは行動しているはずです。
したがって、今何をすべきか、何ができるかを考え、具体的に行動を実践することで、未来が切り開かれていくことを自覚し、今後も活動を続けていきましょう。
