闇で闇を消すことはできない。闇を消すことができるのは光だけである。憎しみで憎しみを消すことはできない。憎しみを消すことができるのは愛だけである。
by キング牧師
あなたは、憎悪の気持ちを持ち続けてはいませんか?
タイトルの言葉は、キング牧師ことマーティン・ルーサー・キング・ジュニアの言葉です。
闇で闇を消すことはできず、闇を消すことができるのは光だけだと述べた深いメッセージですね。
闇を明るくしようとする方法はただ一つ、光を与えるしかありません。
こんな当たり前のことを、私たち人間は忘れ去ってしまったのかもしれません。
あなたには憎しみを持っている人や嫌いな人間はいるでしょうか?
もしも憎悪や嫌悪感を持ったままの状態を続けていても、その人間関係が好転することは決してありません。
人間関係を好転させる方法はただ一つ、闇を光に変えること。
つまりは、正反対の気持ちを持つことしかないのです。
憎悪ではなく親愛、嫌悪感ではなく好感を持つことでしか、その問題を解決することができないことを理解しましょう。
世界では戦争やテロが頻発していますが、その主な原因は、自分たちが正義で相手が悪だと決めつけているからです。
戦争やテロをなくすには、まずは相手の主張に耳を傾け、理解しようと努力することが求められます。
正反対の主張がある場合には、なぜ同じ人間なのに、全く異なる主張なのかをよく考えてみることが大事なのです。
現在起こっている紛争は、相手に対する憎しみばかりで、理解しようとする気持ちや、相手を思いやる気持ちが欠けていることが原因です。
憎悪や嫌悪感で物事が解決することなどあり得ないのです。
こんな当たり前のことすら、私たちは忘れ去ってしまっているとは、本当に愚かだと思います。
命を大切にすること、他人を思いやること、そしてどんな人に対しても愛情を注げるような、そんな人間になれるよう、私たちも意識しながら生きていきたいものですね。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が定めている世界共通の行動目標です。
SDGsの目標である貧困や飢餓、人権侵害や環境問題などは、社会の「闇」の部分だとも言える課題です。
これらの問題を解決するには、憎悪や嫌悪感で解決できるはずもなく、この闇に光を与えるしかありません。
そのために必要なのが、私たちの内に秘めている愛というものです。
世のため人のため社会のために、私たちにできること、思いやりの気持ちをどれだけ発揮できるかが問われているのです。
私たちも闇に光を与えられるような存在になりたいものですね。
そのために何ができるのか、よく考えてみましょう。