将来を思い煩うな。現在なすべきことをなせ。その他は神の考えることだ。
by アンリ・フレデリック・アミエル
あなたは、将来のことを思い煩ってはいませんか?
タイトルの言葉は、スイスの哲学者 アンリ・フレデリック・アミエルの言葉です。
将来のことを心配して思う煩うのではなく、今やるべきことをやりなさいと述べた深いメッセージですね。
私たちは、自分の将来のことを考えて不安になり、思い悩んでしまうことがありますよね。
例えば、「将来病気になったらどうしよう」とか、「お金がなくなったらどうしよう」などと不安になり、苦悩してしまう人がいます。
しかし、そんな将来のことを思い、悩み苦しむのでしたら、今何をするべきかを考えるほうが利口であり、大人の人間と言えます。
「病気になったらどうしよう」と悩むのではなく、病気にならないように食事や運動に気をつける。
「お金がなくなったらどうしよう」と悩むのではなく、お金を貯めるにはどうすればよいかを考え、実践する。
つまり、将来を思い煩うのではなく、今やるべきことをやればよいのです。
将来のことを思い、悩み苦しんだところで何にもなりません。
将来、そうなるとは限りませんし、そうなったとしても、そのときに対処すればよいのです。
起きてもいないことを思い悩むなんてナンセンスです。
当然のことですが、将来のことを全く考えるな、心配するなということではもちろんありません。
将来のことを思い悩むあまり、今、何も行動しないことが良くないということです。
将来のために、今何をするべきかを考え、実践することが大切なのであり、悩み苦しんでも仕方がないということです。
将来、何が起きるかは神様が考えることとも言えますし、今、実践していることの延長線上にあるとも言えます。
だとしたら、将来のことを憂いて動きを止めるようなことはしないようにしましょう。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が発表している世界共通の行動目標です。
SDGsの17の目標は、未来に向かってより良い社会を築いていこうとする行動目標ですが、達成が困難だと思い悩み、行動を止めてしまわないようにしてください。
もっとも重要なことは、目標達成のための行動を持続させることであり、目標達成を果たすことではないのです。
途中であきらめてしまい、行動を止めてしまえば、過去に後戻りであり、今までの苦労が水の泡になってしまいます。
行動を持続させていけば、少なくとも目標達成に近づきます。
私たちに必要なのは、今何をやるべきかを見極め、行動を継続することなのです。
常に認識しておいてください。