評価は他人がするもの。自分でしてはいけない。
by 行定勲
あなたは、自分自身をどう評価していますか?
タイトルの言葉は、映画「世界の中心で、愛をさけぶ」などの数々のヒット作を生み出している映画監督 行定勲氏の言葉です。
評価というものは、他人がするものであって、自分でしてはいけないのだと述べた深いメッセージですね。
私たちは、自分自身で、「これは自分でもできる」とか「これは自分に向いている」などと、自分自身で勝手に評価したり、決めつけたりしてしまうことがありますよね。
本当はやりたいことがあるはずなのに、「これは自分には無理だ」とか「自分には向いていない」などと勝手に評価してしまい、実行する前にあきらめてしまうことがあるわけです。
しかし、自分自身をそんなふうに決めつけてしまうのはあまりにも早計であり、狭い考え方だと言えます。
なぜなら、評価というものは他人がするものであって、自分がすることではないからです。
自分自身がやりたくないこと、嫌いなことを無理にやるのとは違い、自分がやってみたいと思ったのでしたら、実行する前に、「自分には無理だ」とか「自分には向いていない」などと決めつけてしまうのはあまりにも愚かだということです。
自分の能力や可能性というのは、やってみなければわかりませんし、経験を積むことで能力がアップしていくものです。
経験もしない、もしくは少しやってみただけで、自分の可能性を否定してしまうなんて、あまりにももったいないことです。
他人から見たら、「この人には見込みがある」とか「少し続けていけばうまくなるはず」とわかることもあるのです。
自分自身のことは案外わからないことも多く、他人から見て、向いていることや成長の可能性が見えることはたくさんあります。
例えば、自分の書いた文章や絵画などは、それが良いものかどうか、どう評価されるのかは自分ではよくわからないものです。
しかし、先生とか他の人たちから見て、「これが素晴らしい」と褒められることはよくある話です。
また、音楽家は自分の作った曲について、自分では良くない曲だと思っていても、他人から絶賛されることもよくある話なのです。
自分の目や耳で感じたことだけで自分自身を評価するのは、あまりにも視野が狭いと言わざるを得ません。
つまり、自分の評価なんて当てにならないということだけは意識したほうが良いのです。
他人の評価こそが本当の評価なのだと言えるのです。
