自分の心の中の良心が見ている。
by 笑福亭仁鶴
あなたは、誰も見ていないところで悪いことをしていませんか?
タイトルの言葉は、落語家の笑福亭仁鶴さんの言葉です。
誰も見ていないところで、悪いことをしても、自分の心、目だけは見ているのだと述べた深いメッセージですね。
社会には法律やルール、マナーというものがあり、私たちはそれを守って生きているわけですが、誰も見ていないところ、一人になったときには、それを守らないこともあるかもしれません。
例えば、みんながいる前では、真面目に仕事をしていたとしても、誰もいなくなって一人になると、手を抜いてサボってしまう人がいるかもしれません。
また、人がいるときにはきちんとルールを守っているのに、誰もいないところではルールを守らないことがあるかもしれません。
一人でいるときに、悪いと思いながらも、誰も見ていないからといって、不誠実に、不真面目に行動してしまうことは、人間ならば誰しも経験するのかもしれません。
しかし、たとえ誰も見ていないとしても、自分の目だけは確実にそれを見ています。
自分の心も、悪いことだと認識した状態でやっているのです。
つまり、自分の目と心だけは「悪いことをしている」とわかっていながら行動しているということになります。
そして、失敗したり、思うような結果が出なかったときに、その原因をわかっているのも自分自身ということになります。
たとえ周りの人には、その原因がわからなくとも、自分だけはわかっているというわけです。
しかし、こんな結果を繰り返していれば、周りの人も「この人は一人でいるときにサボっているんだな」ということを勘付かれてしまうはずで、いずれにしても良い結果とはならず、周りからは不信感を持たれてしまうことでしょう。
誰かが見ていようと見ていまいと、自分のやるべき行動は変わらずに、真面目に誠実に実践することは至極当然のことです。
そして、自分の目と心だけには嘘はつけないことを常に意識しながら、今後も生きていきたいものですね。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が発表している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をする際にも、みんなが見ている前では真面目にやっていても、一人になると何もやらないという人がいるかもしれません。
誰も見ていないので、みんなにはバレていないと思い、サボっている人もいるかもしれませんが、いずれはきっと周りの人たちにもわかってしまうものです。
それに、SDGsは自分のためだけではなく、未来の地球と人類のための行動であり、サボるという行動自体がナンセンスです。
誰のための活動なのか、目的が何なのか、よく考えながら今後も活動を続けていってください。