難しいことを易しく、易しいことを深く、深いことを面白く。
by井上ひさし
あなたは難解な言葉を多用していませんか?
タイトルの言葉は、小説家の井上ひさし氏の名言です。
私たちは、数多くの情報社会に生きており、毎日いろんな情報が入ってきます。
そのため、学ぶべきことも多く、死ぬまで勉強を続けなければいけません。
そこで、私たちはいろんな書物を読んだり、専門家の話を聞いたりするわけですが、書いてあること、聞いている内容が難解すぎて理解できないことがよくあります。
本の著者や講師の先生方はよく理解しているのでしょうが、一般の人に理解してもらえないようでは、せっかくの素晴らしい情報が何の役にも立たないということになります。
素人にもわかりやすく理解してもらえるように情報提供するのが、情報を伝える側、情報発信者の役割であることは言うまでもありません。
難解な言葉遣いをする人には、人に理解してもらおうという心遣いが足りないと言わざるを得ません。
知識は自分だけがわかっていても仕方がないのです。
周りの人にもそれをわかってもらえて、それを広めていくことが大切なのです。
読者や聴衆が、その内容をチンプンカンプンなのでは、全くの無意味です。
このことは、本の著者や講師に限った話ではありません。日常生活で普通に生活していても、誰かに何かを伝える機会は数多くあります。
そんな時、情報発信者は、「難しいことを易しく」伝えることが基本です。
易しく表現できるようになれば、それをより深く、そして面白く伝えられれば、それこそが人を喜ばせる最高のプレゼントになるのです。