ことわざ

百里を行く者は九十里を半ばとす

百里を行く者は九十里を半ばとす
(ひゃくりをゆくものはきゅうじゅうりをなかばとす)

大きな目標に向けて進んでいる際、あなたはもう一歩のところで気を緩めていませんか?

このことわざは、中国の戦国時代の史書『戦国策』に由来する言葉です。

百里の行程を歩いているとき、九十里のところで半分と考えるくらいでないと無事に到達することはできない。という意味です。

つまり、何事も残り少なく、もう少しだというときに気を引き締めないと失敗する恐れがあるという教訓です。

何かを成し遂げようとするとき、ゴールが見えてくると、私たちは安心して気を緩めてしまいがちです。
しかし、ゴールに近づいた最後の最後が、最も苦しい時なのです。最も苦しい時に気を緩めてしまうと、失敗したり、元に戻ったりする可能性があるのです。

したがって、ゴールが見えてきた時に、これが半ばくらいだと考えるのが良い心構えなのです。

最後の最後まで気を抜かずに、ゴールテープを切るまでは安心してはいけないのです。

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