神様は私たちに成功を求めているのではありません。神様は私たちに挑戦することを求めているだけなのです。
by マザー・テレサ
あなたは、成功することばかりに目を向けてはいませんか?
見出しの言葉は、カトリック教会の修道女 マザー・テレサの言葉です。
神様は、私たち人に成功することを求めているのではなく、挑戦することを求めているのだと述べた深いメッセージですね。
私たちは、夢や目標を持ち、その実現を目指して努力しようとするわけです。
夢や目標が達成すること、実現することを成功と呼ぶわけですが、私たちの人生は、成功を求めるために生きているわけではないということを思い起こさせるようなマザー・テレサの言葉だと思います。
もちろん、成功を目指して努力することが悪いわけではありません。
成功するということは、その人が相当の努力をし、その努力が報われたわけですから、とても尊く、立派な行動だと言えるのです。
しかし、成功したからといって、それで終わりではないことは決して忘れてはいけません。
成功したということは、人として成長し、ステップアップしたことになるわけですが、その後も人生は続くわけですし、また新たな目標や夢が生まれることになるからです。
それに、成功を求めることが目的だとすれば、失敗は悪いこと、ダメなことということになってしまいます。
失敗が悪いわけではなく、挑戦し続けることが大事だということになるのは当然のことです。
一つの夢や目標が実現すれば、それがゴールだと思い込み、その後は何も努力しないとすれば、それは本当の意味での成功とは言えないのです。
例えて言うならば、医師になるために医学部合格を目指して努力をするわけですが、医学部に合格できたからといって、それで終わりではありませんし、医師になれたからといってそれで終わりではないのです。
私たちの人生、成功することが目的ではなく、挑戦し続けることが目的とも言えます。
成功とか失敗とかは、単なる人生の通過点であることは決して忘れずに、今後も挑戦をし続けてください。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が定めている世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をすることは、目標達成を果たすことが本来の目的ではありません。
未来の地球と人類が、持続可能でより良い社会になるようにと、人としてやるべきことを示していると言えるでしょう。
それに、たとえ2030年までに目標を果たせたとしても、それで終わりではないのです。
もしも、2030年で活動をやめてしまえば、過去および現在も続いている暗黒の社会へと逆戻りしてしまうからです。
2030年以降も、地球と人類の歴史は続いていくわけですし、安心、安全な社会を継続していかなければならないのです。
私たち自身、何をすべきか、何ができるかを考え、挑戦し続けていくことが重要になるんですね。