ある日は私たちに益をもたらし、ある日は私たちに災いをもたらす。
byアラブのことわざ
あなたは、これまでにどんな人生を生きてきましたか?
タイトルの言葉は、アラブに伝わることわざです。
日本のことわざで言えば、「楽あれば苦あり」に似たような意味でしょうか?
益をもたらすような良い日もあれば、災いをもたらすような悪い日もある。
人生とはそういうものだと述べた深い言葉ですね。
「自分の人生は悪いことばかりだった。」とか「自分ほど不幸な人間はいない。」などと嘆き悲しんでいる人がときどきいますよね。
しかし、本当にそうだったのでしょうか?
毎日毎日が苦難の連続で、良いことなど何もなかったと思い込んでいるだけではないでしょうか?
私たちの人生、生きていればいろんなことがあります。
良いことも悪いこともあるのが人生です。
「悪いことばかりだった」と思ってしまうのは、悪い出来事や災難の方が、自分の心に深く刻まれることが多いからです。
過去を思い出すとき、つらく悲しい出来事は、なかなか忘れられず、印象として深く心に残ってしまうため、「自分の人生は悪いことばかりだった」と思ってしまうわけです。
私たちの人生は良いことがたくさんあるはずです。
みなさんも思い起こしてみてください。
誰かに親切にしてもらったことや、おいしいものを食べたこと、遊びに夢中になったこと、素晴らしい風景を見て感動したことなど、数え上げれば良いことがたくさんあったはずです。
しかし、思い出すのは、ケガや病気にあったことや、事故に遭ってしまったこと、お金を盗まれたこと、失恋したことなど悪いことばかり思い出してしまうのが人間の悲しい性(さが)とも言えるのです。
人生なんて、良いことばかりも続きませんし、悪いことばかりも続きません。
良いことも悪いことも起きるのが人生です。
一喜一憂することなく、人生を楽しめればいいですね。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が発表している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をしていても、人生と同じで良いことも悪いこともあるものです。
人との出会いや達成感を味わうことなど、良い経験もできるかもしれませんが、失敗して挫折感を味わったり、他人から批判されたりするなど悪いことも起きるかもしれません。
しかし、それも当たり前だと思うようにしましょう。
SDGsの活動も、良いことばかりも続きませんし、悪いことばかりも続きません。
良いことも悪いことも繰り返しながら進んでいくものだという気持ちで、今後も活動を続けていきましょう。