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幸福とは到着する駅のことではなくそこに行くまでの道のりのことである。

幸福とは到着する駅のことではなくそこに行くまでの道のりのことである。
byマーガレット・リー・ランベック

あなたが幸福を感じているのはどんなときですか?

タイトルの言葉は、アメリカの作家 マーガレット・リー・ランベックの幸福論の一節です。

私たち人は、目的地、ゴールに向かって努力し続けます。
そして、努力し続けた結果、目的地にたどり着けたとき、私たちは達成感と同時に幸福感を得ることができます。
しかし、目的地そのものが幸福なのではありません。

例えば、金メダルを獲得したとき、その人は幸福感を感じます。
その幸福感は、金メダルそのものに感じているのではなく、それまでの、つらく苦しく長い道のりを思い出し、多くの人の感謝を感じ、それを獲得できた喜びを感じるからこそ、幸福感を味わえるのです。
そして多くの人と喜びを分かち合えるのです。

もしも、(現実にはありえませんが)何の苦労もなく、偶然に金メダルが獲得できたとしたら、人は幸福感を感じないのです。

また、ゴールに辿り着けたからと言って、それで終わりではありません。その後も道のりは続くのです。
その後の人生が不幸だとしたら、そのゴールそのものが幸福ではなかったことに気付くはずです。金メダルをとったばかりに、その後の人生が不幸になった人も世界中に数多くいます。

もしも、苦しい努力をしているときに、「これは目的を達成できた幸福感を感じるための道のりだ」と思えれば、その苦労も乗り越えられるのではないでしょうか?
ゴールを目指して努力することは大切ですが、それが幸福そのものではないことを心に留めておきたいものです。

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