サボテンを見に行くのは、実があるときだけだ。
by メキシコのことわざ
あなたは、人間関係を大切にしていますか?
タイトルの言葉は、メキシコに伝わることわざです。
サボテンにはトゲがあり、へたに触るとケガをするので、普段は誰も近づきませんが、美味しい実がなる時期にはそれをとって食べようと近づいてきます。
つまり、人は、自分に利益があるときにしか近づいてこないものだと述べた、人間関係を皮肉ったことわざです。
メキシコには、サボテンを食べる食文化があります。
サボテンの中でも、ノパルという種類のものは、とても美味しい実がなることで知られており、メキシコの国民食とも言われています。
このノパルですが、針状のトゲがたくさんあり、触るとケガをする危険な植物ですが、夏の収穫時期になると、針も落ちて実がなり、みんながそれをとって食べることができるわけです。
トゲがたくさんある時期には誰も近づきもしないのに、実がなる時期になると、一斉にみんなが寄ってくるというのは、人は皆、自分の利益になることばかり考えているということを皮肉っているとも言えます。
これは、人間関係にも同じことが言えると思います。
人は、順調に仕事をしている人や、良い実績を上げた人に対しては、みんなが近寄ってくるものですが、成績が落ちてきている人や、調子が悪い人に対しては、だれも近付きもしません。
例えば、スポーツの大会で金メダルを獲得した人に対しては、親しくなりたいと思い、みんなが話をしようと近付いてくるものです。
本人がまだ努力している最中や、調子が悪いときにはだれも近付きもしなかったはずなのに、金メダルを獲った途端、近付いてくるのです、
しかし、そんな人はあまり信用できないことは明らかです。
なぜなら、その人は自分の利益や見栄のために、その人に近付いたに過ぎないからです。
本当に信用すべきなのは、調子が悪いときにも、一生懸命に努力しているときにも、そばにいて寄り添い、応援してくれた人、支えてくれた人こそが真の友人であり、信用すべき人だと言えます。
良いときにだけ近付いてくるのは、単に自分の利益と見栄のためにすり寄ってきたに過ぎません。
そんな人は、時が過ぎれば、いずれ去っていくことでしょう。
本当に信頼すべき人は、良いとき、悪いときを問わず、常にそばに寄り添い、支えてくれたり、応援してくれる人のことです。
私たち自身も、見栄を張ったり、自分の利益のことばかりを考えるのではなく、いつでもどこでも誰に対しても常に優しく、愛を持って接することができるように生きていきたいものですね。
