人間は、しばしば希望にあざむかれるが、しかし、また「絶望」という観念にも同様にあざむかれる事がある。
by 太宰治
あなたは、希望を持って生きていますか?
見出しの言葉は、小説家 太宰治の言葉です。
人間は希望にあざむかれてしまうこともあるかもしれないが、絶望にもあざむかれることもあると述べた深いメッセージですね。
私たち人は、常に「こうあってほしい」という希望を持って生きているわけですが、思いどおりに事が運ばなかったり、失敗したり、思わぬハプニングに見舞われてしまい、気持ちが沈んでしまうことがありますよね。
希望に見放されてしまうと言うわけです。
そしてその後、「自分はもうダメだ」とか「何をやってもうまくいかない」と絶望的な気持ちになってしまうというわけです。
しかし、絶望したとしても、その絶望どおりにはならずに、後になって回復したり、うまく修正できてしまうことも少なくありません。
つまり、希望どおりにならないときもあれば、絶望どおりにならないときもあるということです。
希望とか絶望というのは、未来の見通しを思う気持ちです。
つまり、「将来、こうあってほしい」とか「将来、こうなってしまうに違いない」と思う気持ちの表れなのです。
将来の見通しなので、その通りにならないのは当然のことと考えれば、少しは気持ちが楽になれるのではないでしょうか。
人間、生きていれば、希望どおりになるときもあれば、ならないときもある。
絶望どおりになるときもあれば、ならないときもある。
未来のことは、何が起きるのか誰もわからないのです。
絶望すれば、それを引き寄せてしまう恐れもあるので、できれば希望を持ち続けながら、今後も生きていきたいものですね。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が提唱している世界共通の行動目標です。
SDGsの目標達成に向けて活動をする際には、希望を捨てずに、必ず達成するんだという希望を持って行動するようにしてください。
「目標達成なんて困難だ」とか「無理だ」という気持ちを持っていれば、その気持ちが行動に反映されて、活動が鈍ってしまうものです。
希望どおりにはならない可能性は否定できませんが、それでも私たちは希望を捨てずに努力を続けていかなければならないのです。
人間、絶望してしまえば、行動する気持ちも希薄になり、やる気もなくなってしまいます。
決してあきらめることなく、希望を持ち続けながら、今後も活動を継続していきましょう。