偉人、著名人

私には、若くして死んでいった人間たちへの責任がある。だから作家を続けてきたのだ

私には、若くして死んでいった人間たちへの責任があります。だから半世紀も作家を続けてこられたのです。
by 山崎豊子

あなたにとって、責任とは何ですか?

見出しの言葉は、「白い巨塔」「大地の子」など多くの作品の著者として知られる小説家 山崎豊子氏の言葉です。
著名な作家として知られる山崎豊子氏は、「若くして死んでいった人たちへの責任がある」と述べており、自分が生きていることの意味、使命感を、このような言葉で表現しています。
若くして亡くなった人というのは、歴史上、数多くいるわけですが、その人たちへの責任があると感じている山崎氏の言葉には、胸に突き刺さるような深い思いを感じますね。

人は皆、この世に生を受けて、これまでも、そして、これからも生きていかなければならないわけですが、人として生きていくということは、責任と使命感が伴うものだということを決して忘れてはいけません。
「自分は何のために生きているのか?」ということを常に意識しながら生きていければ、犯罪行為を犯したり、人に迷惑をかけるような行為をすることはないはずなのです。

仕事をしている人であれば、「自分は何のためにこの仕事をしているのか?」ということを常に意識する必要がありますし、家庭生活を送っている人であれば、「自分は家族のために何をすべきだろう」と常に意識する必要があるということです。

山崎豊子氏は、「若くして死んでいった人たち」の思いを残すため、生きている人たちへの強いメッセージを伝えるために、自分は作家としての責任と使命感があると述べているわけです。
人間ととして生きてきた私たちには、それぞれに責任と使命感があるはずです。
自分にとって生きる意味、責任と使命感は何なのか、改めて考えてみてください。

SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が定めている世界共通の行動目標です。

SDGsの17の目標は、地球上で生きる人間にとっての責任と使命感を定めた目標と言っても過言ではありません。
私たちは、未来に生きる子や孫の世代のためにも、持続可能な未来になるように努めていかなければならない使命と責任があります。
もしも今の私たちの生き方によって、未来が閉ざされてしまうことがあるとすれば、これほど罪深いことはないのです。

人権侵害にしても、環境問題にしても、今のような状況が続けば、取り返しのつかない深刻な事態に陥ってしまいます。
地球上で生きている一つの存在として、私たちは人としての責任、使命感があることを決して忘れてはならないのです。

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