毎日皿洗いをしているよ。僕がやっていることで一番セクシーだと思う。
byジェフ・ベゾス
あなたは毎日、皿洗いをしていますか?
タイトルの言葉は、アマゾンのCEO ジェフ・ベゾス氏の名言です。
ジェフ・ベゾス氏と言えば、Amazonの創業者であり、世界でも指折りの資産家でカリスマ的存在の、言わずと知れた偉大な実業家です。
そんな彼が、毎日、自分で皿洗いをしているのです。
しかも、それが楽しくてセクシーだと言っているのですから、凡人の私は理解に苦しみます。
マイクロソフト社の創業者 ビル・ゲイツ氏も毎日の皿洗いが日課だといわれています。
なぜこんな偉大な経営者たちは、皿洗いが好きなのでしょうか?
それにはもちろん根拠、理由があります。
皿洗いや洗濯といった誰でもできそうな単純作業は、正しい方法でやれば幸福感を増幅されることが科学的にも証明されているのです。
また、いつも彼らのように難解な問題を抱えている人にとって、皿洗いのような単純作業は、緊張感をほぐす作用があると同時にインスピレーションが湧いてくる効果もあるとのことです。
皿洗いの代わりに、トイレ掃除やゴミ拾いなどをする経営者もいるようです。
部下が、「社長がこんな事するのは、みっともないからやめてください」と言っても、「自分は好きでやっているのだ」と言って譲らないのです。
人の嫌がる仕事を、上の人間が率先して喜んでやっていると、部下はどうなるでしょうか? 士気が上がることは間違いありません。
少し偉くなったからと言って、「こんな仕事は下の人間のする仕事だ」と言って、バカにしていませんか?
一見すると人が嫌がるような仕事を喜んで引き受け、それを人生に生かせるような人が、皆に尊敬され、偉大な成功者となっていくのです。