もし全てのルールを守っていたら、何一つ成し遂げることはできなかったでしょう。
by マリリン・モンロー
あなたは、全てのルールを厳密に守って行動していませんか?
タイトルの言葉は、アメリカの女優 マリリン・モンローの言葉です。
全てのルールを厳密に守り通していれば、何一つ成し遂げることはできないのだと述べた深いメッセージですね。
人間社会には、決められたルールというものがあり、私たちはそれを守りながら生きているわけです。
そこには法律や規則によって規制されている行動だったり、暗黙のルールやマナーというものも数多くあり、私たちはそれらをきちんと守りながら生きているというわけです。
ルールやマナーを全く無視することができるはずもなく、それに逸脱した人間がいるとすれば、社会から非難の的となり、生きていくことがつらくなってしまうわけです。
しかし、全てのルールをきちんと守り通すことが最も賢明な生き方かと問われれば、決してそうではないようです。
例えば、仕事をする際には、その勤務時間中はルールを守り、サボらずに真面目に仕事をこなさなければならないわけですが、ときには息抜きをしたり、手を抜いたりすることも必要です。
何事もほどほどに行動するという気持ちが重要であり、極端な禁欲主義やルール厳守というのは、自分自身も疲れてしまいますし、周りの人からも付き合いづらい人物として見られてしまうかもしれません。
私たちの社会では、やるべきこと、やってはいけないことがあるわけですが、あまりにも極端にがんじがらめになって、完璧にこなそうと考えるのは、自身にとって窮屈な生き方になってしまいますし、人生を楽しめないと思います。
何かを成し遂げるためにも、そして幸福に生きていくためにも、少し羽目をはずすような行動も時には必要なのです。
もちろん、罪を犯したり、人に迷惑をかけるような行動は厳に慎むべきですが、極端な禁欲主義は、自分の人生の視野を狭めたり、心にゆとりもなく、面白味のない不幸な生き方になってしまう可能性があることを理解しましょう。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が定めている世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をしている人は、真面目で誠実な人が多く、ルールやマナーをきちんと守ろうという気持ちが強い人が多いように思われます。
ルールやマナーをきちんと守る人は、もちろん素晴らしい人格者であり、尊い行動ではあるのですが、あまりにも厳密にルールを守り通そうとするのは、考え直した方がいいかもしれません。
そんな気持ちのまま、行動を続ければ、いつか息が詰まってしまいますし、何よりも楽しみや面白さを感じることができません。
途中で諦めてしまったり、やめてしまうことにもなりかねないのです。
行動の途中で、少し息抜きをしたり、手を抜くことも時には必要だということも、活動の中で少し意識するようにしてください。