苦しむだけで何かが学べるのなら、世界は賢くなっているはずだ。
by アン・モロー・リンドバーグ
あなたは苦しみを耐えれば報われるものと思い込んではいませんか?
タイトルの言葉は、アメリカの飛行家 アン・モロー・リンドバーグの言葉です。
苦しむことだけで何かを学べるのなら、世界はもっと賢くなっているはずだと述べた深いメッセージですね。
私たちは人生の中で、苦しいことやつらい目に合うことがありますよね。
そんなとき、それを耐えるしかないこともありますし、どうやって乗り越えようかと苦慮することもあるわけですが、苦しいことも、それに耐えればきっと報われる日が来ると信じてしまうときもありますよね。
しかし、よくよく考えてみると、苦しんでいるだけで、何も解決しようとしなかったり、何も学んでいないとすれば、賢い生き方とは言えず、報われることもないのです。
例えば、いじめに遭っている人がいるとします。
いじめに遭うということは、苦しい状況にあるわけですが、それに耐え続けることだけで報われるのかというと絶対にそんなことはありません。
その人の心と身体が傷つけられるだけではなく、周りの人への信頼感も薄れてしまったり、引きこもりになったり、生きる希望をなくしてしまうなど、人生そのものが狂わされてしまうことも少なくないのです。
つまり、苦しみに耐えるだけで、いつか報われるなんてことはないのです。
スポーツや勉強など、努力すれば報われる、良いことがあるのは間違いありませんが、それは苦しいから報われるのではなく、知識や技術力など、能力がアップするから報われるのであって、苦しいからではありません。
努力と苦しみは全く違うのです。
病気で苦しんでいるときに、それに耐えれば良くなるなんてことはないわけで、苦しみを乗り越えるための努力や対応力が必要になることだけは、決しては忘れてはいけないのです。
SDGsは、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が定めている世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をしている際に、苦しいとかつらいという思いを持っているのでしたら、今すぐにやめてください。
SDGsの活動を、苦しみに耐えながら続けるなんて全くのナンセンスです。
自分のできることを楽しみながら実践するのが、本来の活動と言えます。
苦しみながら、つらい思いをしながら活動をするなんてことがないように、自分のペースで少しづつでも続けていけるようにしてください。
