君が夕方の4時に来るなら、僕は3時からうれしくなってくる。
by サン=テグジュペリ
あなたは、いつもワクワクしていますか?
タイトルの言葉は、「星の王子さま」の作者として知られるフランスの小説家 サン=テグジュペリの言葉です。
私たちは、近い将来、良いことが起きると思うだけで、ワクワクできるものだと述べた深いメッセージですね。
私たちが子供の頃、遠足や運動会などの前夜は、嬉しくて、興奮して、あまり眠れなかったという経験をした人も多いのではないでしょうか?
人は、近い将来に良いことがあると期待しているときには、心がワクワクしてしまい、幸せな気持ちになることがあります。
現実に良いことがあったわけでもないのに、ワクワクソワソワして、幸せな気分に浸れるなんて、少し不思議な気もします。
反対に、嫌いな人が訪ねてきたり、苦手なことをしなければならない前日は、「どうしよう」と不安になって、気持ちが落ち込んでしまうこともありますよね。
実際にイヤなことが起きたわけでもないのに、クヨクヨと落ち込んで、嫌な気分にさせられてしまうこともあります。
私たち人間は、常に未来のことを考えながら生きています。
今さえ良ければいとか、今が楽しければ将来どうなってもいいなどと考えている人は少ないでしょう。
つまり、人は誰もが先を見据えて生きているのです。
だとしたら、不幸な未来、嫌なことが起きる未来を考えるのではなく、「きっと良いことが起きる」とワクワクしながら生きるほうが楽しいと思いませんか?
嫌なことが起きると考えるから、気持ちが沈んでしまうわけで、いいことが起きると考えれば、ワクワクして幸せな気持ちになれるはずです。
未来は何が起きるかわからないわけですから、起きる前に不幸な未来、暗い未来を想像してはいけません。
想像すれば、想像どおりの未来になってしまう可能性が高まってしまいます。
なぜなら、人は心のままに考え、行動してしまうからです。
ワクワクしている状態は、心も体も軽やかで明るい状況なので、周りの人にも影響を与えたり、自身も積極的な行動ができたりして、良い結果につながる可能性が高まるのです。
現実には、自分の思いどおりにならないことがあるかもしれませんが、ワクワクした気持ちは持続しているので、そんなに落ち込むことはないはずです。
暗く沈んだ気持ちのままだと、それが現実になる可能性が高まるのです。
ネガティブな心の状態は、何かが起きる前から悪い結果を想像するようなものなのです。
気持ちは行動に現れ、現実に起きることもその人の気持ちに導かれてしまいます。
心だけは、常に明るく前向きに生きていきましょう。
それこそが、明るい未来を導き出す最良の生き方なのです。
