バカに祈祷をやらせると、自分で頭に怪我をする。
by ロシアのことわざ
あなたは基本的な技術や知識もないのに、物事を進めようとしていませんか?
タイトルの言葉は、ロシアに伝わることわざです。
本来、祈祷というのは、怪我をするような行為ではありませんが、バカな人間が祈祷を行えば、棒を振り回したり、頭を動かすだけだと思い込み、頭をぶつけて怪我をすることから、物事の本質や技術を知らない者が、見よう見まねで形式だけでやらせても、うまくいくはずがないという戒めのことわざです。
例えば、誰かが一生懸命に仕事をしている姿をみて、「あの程度なら自分にもできそうだ」と思い込み、いざ自分がやってみると、意外と難しくてできないことがありますよね。
初めて実践するような行動であれば、やる前に基本的な知識や技術を身に着けたり、練習したりして、ある程度の能力をつけた後で、やるべきだと言えます。
ロシアには見出しのようなことわざがあります。
祈祷師の姿を見ると、棒のようなものを振りながら頭を上下左右に動かすような行動をしているので、バカな人間は自分にもできそうだと思い込み、何にも知識を得ないままに、見よう見まねでやろうとすると、道具を頭にぶつけたり、壁にぶつけたりして、怪我をすることがあるわけです。
賢い人間は、祈祷行為が誰でもできることだとは決して思いません。
祈祷師になるためには、相当の知識と技術を身に着け、大変な努力と訓練と経験を経なければならないことを知っているからです。
私たちは、新たなことをやろうとするときや、何か難しいことに挑戦しようとする際には、基本的な知識と技術を身に着けてから本格的にやり始めなければならないのは当然のことです。
全く経験もないのに、いきなり本格的に始めるというのは無謀極まりない行為であり、厳に慎まければならないのは当然なのです。
もちろん、何事にも最初の一歩というものはあるものであり、そのスタートする勇気と決断を持つことはとても大切なことです。
しかし、まだ知識も経験もないのに、「自分にもできそうだ」と早合点してしまい、見よう見まねでやってしまうというのは、愚かな行為であることは認識しましょう。
失敗することは誰もが経験することですが、知識も技術もないのに失敗するというのは、それは失敗とは言わず、単なる愚行なのです。
失敗と愚行は全く異なる概念です。
物事がうまく行かないことでは共通していますが、知識や技術があってもうまく行かないことが失敗であり、無謀な行為をして痛い思いをするのが愚行なのです。
私たちは人生において、失敗はつきものですし、極度に恐れる必要もありませんが、何の知識も技術もないのに無茶な行為をする愚行だけはやってはいけないのです。
覚えておきましょう。
