その経験を生かすなら、時間の無駄になることなど何一つない。
by オーギュスト・ロダン
あなたは無駄な時間を過ごしてしまったと落ち込んでしまうことがありますか?
タイトルの言葉は、フランスの彫刻家 オーギュスト・ロダンの言葉です。
人生において、経験を生かすことができるなら、時間の無駄になることなど何一つないのだと述べた深いメッセージですね。
私たちは人生の中で、無駄な時間を過ごしてしまったと後悔してしまうことがありますよね。
例えば、無駄に長時間の睡眠をとってしまったり、ダラダラとゲームをしてしまったり、友人とのおしゃべりに時間を費やしてしまったりなど、時間の無駄遣いをしてしまったと反省することがあるかもしれません。
しかし、睡眠は身体にとっては必要な時間であり、睡眠後は元気が湧いてきて、やる気がみなぎってくるでしょうし、ゲームやおしゃべりの時間は、夢中になって嫌なことも忘れるくらいにストレス発散になったはずで、全くの無駄な時間とは言えないのです。
仕事や学習を一生懸命にやることはもちろん大切な心構えですし、人生においては必要な時間ですが、1日24時間、毎日毎日、それを続けることは不可能です。
ときにはストレス発散したり、息抜きをする時間が必要なことは間違いありません。
人間として、やるときには一生懸命に実践し、息抜きをするときには何も考えずにそれを実践することが大切なのです。
息抜きや休んでいるときを無駄な時間だと感じてしまうのは仕方ないことなのかもしれませんが、私たちはメリハリのある生活をしなければ、長続きできないのも事実です。
息抜きの時間があまりにも長過ぎて、本来やるべきことをサボってしまうのは問題ですが、そうでなければ、人生に無駄な時間などないのです。
仕事ばっかり、学習ばっかりでは、身体も精神も疲れ果ててしまいます。
無駄だと思える時間を過ごすのも、人生においては必要なのです。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が定めている世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をしていると、自分の実践していることが無駄なことなんじゃないかと虚しく思えることがあるかもしれません。
SDGsは、世界規模の大きな課題を改善するための目標であることから、自分の地道な行動が無駄に思えてしまうというわけです。
しかし、私たち一人ひとりの行動が世界を変えることは間違いありません。
私たち個人の小さな行動が、確実に未来のための行動ですし、その行動が周りの人たちの行動を変え、社会を動かし、世界が変わるのです。
そして、自分の経験を活かせる日が必ず訪れるはずです。
私たちの行動に、無駄なことなど何一つないのですから。