なぜ、このように悪口が絶えないのか。人々は他人のちょっとした功績でも認めると、自分の品位が下がるように思っている。
byヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
あなたは誰かの悪口を言っていませんか?
見出しの言葉は、ドイツの作家 ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテの名言です。
他人の悪口、陰口を言うことが悪いことなのは、人間ならば誰もが知っている教訓ですが、とかくこの世は悪口を言う人であふれています。
一般市民のみならず、国のトップや学者までもが他人の悪口を言っている光景を毎日のように誰もが目にしています。
人はなぜ他人の悪口を言うのか?
それは、他人の悪口を言うことで、自分はその人よりも優れているとか、正しい人間だということをアピールしたいからです。
反対に、誰かの功績をたたえると、自分の品位が下がると思っているのです。
だから世の中は、人を褒めることよりも、けなす光景をよく目にするわけです。
誰かの功績をたたえると、果たして自分の品位が下がるでしょうか?
下がるどころか上がるのではないでしょうか。
反対に悪口を言う方が品位が下がるはずです。
もしも親や先生が子供の成績を褒めたとしたら、その大人の方の品位は下がるどころか、子供から信頼され、尊敬される大人として見られるはずです。
反対に子供をけなしたら、子供はその大人をどう見るか、言わずもがなですね。
他人の悪口を言うことは、自分の品位を下げてしまうことを心に留めておきましょう。
SDGsの目標16 「平和と公正をすべての人に」では、あらゆる暴力や虐待をなくすことを目指しています。
悪口を言うことは、暴力や虐待の引き金となりうる行動です。心得ておきましょう。