人間三百六十五日、何の心配も無い日が一日、いや半日あったら、それは仕合せな人間です。by太宰治
あなたには心配ごとがありますか?
タイトルの言葉は、小説家 太宰治の名言です。
私たち人間には、心配ごとが尽きません。
一年中、まったく心配ごとがない人なんていないでしょう。
心配ごとがあることが、人が人として生きている証なのかもしれませんね。
人間以外の動物には、不安という感情はありますが、心配ごとはありません。
もちろん動物にも生きるために空腹感とか敵から身を守るという不安な出来事は存在しますが、それは心配ごととは言えません。
動物は「今」を必死に生きているから、明日のことを心配するという観念がないのです。
つまり、動物には、「明日はどうなるかな、どうしよう」などという心配な感情はないのです。
心配ごとがあるというのは人間の悲しい性(さが)なのかもしれません。
それでも、時には羽を伸ばして、「心配」なことを忘れられる日が一日でもあれば、それだけでも人は幸福なのかもしれませんね。