頭にきているときの発言、行動は控えるべきである。
by ピタゴラス
あなたは、頭にきているときに、何か発言したり行動しようとしていませんか?
タイトルの言葉は、古代ギリシャの数学者で哲学者でもあるピタゴラスの言葉です。
怒りを感じているときには、発言すること、行動することは控えるべきだと述べた深いメッセージですね。
私たちは人生の中で、はらわたが煮えくり返るような怒りを感じたり、悔しくてやりきれない思いになってしまうときがあります。
そんなとき、誰かにその思いをぶちまけてしまったり、モノに当たってしまう人もいるかもしれません。
もしかしたら相手に直接怒りをぶつけたり、暴力を振るってしまう人もいるかもしれません。
もしも頭に血がのぼって、冷静さを失っているときには、発言すること、行動することを控えるべきだと、古代ギリシャの数学者で哲学者のピタゴラスは述べています。
怒りのあまり冷静さを失っているということは、感情のままに行動してしまう危険性が高く、それは不適切、不謹慎なとんでもない発言、行動をしてしまうことにつながるからです。
下手をすれば、犯罪行為に手を染めてしまう危険性もあります。
「つい、かーっとなって」行動してしまっては、取り返しのつかない事態に陥ったり、あなた自身の信頼を損ねてしまう可能性が高くなるのです。
冷静な心の状態のときには、私たちは自分の感情をコントロールできている状態なので、言っていいこと、悪いこと、物事の善悪を的確に判断できるはずで、相手を傷つけるようなことや、周りを不快にさせるような言動はしません。
しかし、冷静さを失い、感情のコントロールができない状況では、自分が何を言い、何をするかはわからないわけです。
そして後になって、「なんであんなことを言ってしまったのだろう」とか「なぜあんなことをしてしまったのだろう」と後悔することになってしまいます。
発言や行動の中には、もちろん文字にすることも含まれます。
ネットやSNSでの誹謗中傷は、現在でも社会問題になっていますが、頭にきているときには、口に出すだけではなく、文字にすることも控えるべきです。
私たちは常に冷静な心の状態でいることが理想的ですが、頭に血が上っているときには、発言や行動を控え、頭を冷やし、冷静さを取り戻すまで待つ心の余裕が必要なのです。
