自分では知っているのが当たり前のことを他人がすべて知っているとは限りません。
by 大野萌子
あなたは他人が無知であると見下したりしてはいませんか?
タイトルの言葉は、産業カウンセラーで著述家としても活躍している大野萌子氏の言葉です。
自分が知っていることを他人も知っているのが当たり前だと思うことは誤りだと述べた深いメッセージですね。
私たちは、人とのコミュニケーションの中で、自分が当たり前だと思っていることや知っている情報について、相手もまた同じように全て承知しているのだと誤解してしまうことがあります。
例えば、昨日起こったことについての話題を話している際に、相手も当然のごとく知っていることを前提に話を進めてしまうことがあるわけです。
相手がその場にいなかったり、その情報を聞いていなかった可能性もあるわけですが、私たちはそんなことはお構いなく、話を進めてしまうことがあるのです。
もしも相手が当該情報を知らなかった場合、話に食い違いや誤解が生じるばかりか、全く話が噛み合わない可能性だってあるのです。
また、相手がその情報を知らなかったとしたら、私たちはつい、「そんなことも知らないのか?」と、まるで勝ち誇ったような、相手を見下すような態度をとってしまうことがあります。
その情報を知っていることが、さも当たり前で、知らないなんて恥ずかしいことだとばかりに、相手を蔑んでしまうことがあるわけです。
しかし、相手がその情報を知らなかったとしても、当然のことながら、相手が無知な人間だということにはなりませんし、全く恥ずかしいことではありません。
むしろ、そう思う人の心のほうが貧しいと言わざるを得ないのです。
私たちは、自分が知っている情報や当たり前だと思っていることが全てだと考えがちですが、決してそうではありません。
あなたが知っている情報は、あなたが興味関心のある情報であったり、偶然に得た情報であって、あなたが他人よりも優れているというわけではないのです。
当然のことながら、相手はあなたの知らない情報をたくさん持っているはずです。
人によって興味関心が異なることは当然のことですし、得ている情報も人それぞれ違うのは当然のことです。
そんなことにも気付かずに、自分の知っている情報を相手が知らなかったとしても、その相手を蔑むような態度をとるのはとても愚かなことだと認識すべきです。
自分が当たり前だと思っていることや、知っている情報を相手が知っているとは限りません。
人とコミュニケーションをとる際には、そのことを意識しながら会話をするように心掛けてください。
そして、相手が知らなかったとしても、相手を蔑むような態度は絶対に避けなければならないのです。
