9割は笑い飛ばし、1割の出来事と正面から向き合おう。
by 河合薫
あなたは、自分に起こる出来事すべてを真剣に受け止めてはいませんか?
タイトルの言葉は、健康社会学者で気象予報士、著述家としても活躍している河合薫氏の言葉です。
自分の身に起こる9割の出来事は笑い飛ばし、1割の出来事と正面から向き合おうと述べた、目からウロコが落ちるような、ユニークで深いメッセージですね。
私たちの人生、生きていればいろいろな出来事が起こるわけですが、真剣に考え行動しなければならない出来事と、笑い飛ばして受け流してもいいような出来事がありますよね。
健康社会学者で気象予報士としても活躍している河合薫氏は、「9割は笑い飛ばし、1割の出来事と正面から向き合おう」と述べています。
9割ということは、自分の身に起こるほとんどの出来事は笑い飛ばしていいということになるわけです。
本当にそれでいいのか、疑問に感じる人も多いかもしれません。
人によっては、「自分はすべてのことに真剣に取り組んでいる」と思い、9割を笑い飛ばすなんてできないと感じる人もいるかもしれません。
しかし、「9割を笑い飛ばす」というのは、不真面目に、不誠実に行動することではありません。
何事も真面目に誠実に取り組むことは当然のこととして、あまり深刻に考えすぎて、落ち込んだり、怒りを感じることのないようにしなさいという意味です。
もっと言えば、ほとんどの出来事は笑顔の状態で取り組んだほうが良いということです。
生きていれば、いろんな出来事があり、ときには悲しいこと、怒りを感じることもあるでしょう。
それは、1割程度にとどめて、他の9割は笑顔で取り組んだほうがいいということです。
「笑顔で取り組む」ということは、「笑い飛ばすことのできる出来事」ということにつながるわけです。
「笑い飛ばす」イコール「不真面目にやる」ということではありませんので、くれぐれも誤解しないように、常に笑顔で行動できるように努めたいものですね。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が発表している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をしていると、思いどおりに事が運ばなかったり、失敗したりして、落ち込んだり、心が折れてしまうこともあるかもしれません。
しかし、そんなに真剣に、正面から受け止める必要はありません。
ときには笑い飛ばしながら、笑顔で活動するように努めてください。
SDGsは、世界における困難な課題を改善しようとする活動なので、容易に目標達成を果たせないのは当然のことなのです。
あまり深刻に受け止めすぎて、心が落ち込むようなことは避けるようにしてください。
笑顔で笑い飛ばせるくらいの気持ちで、取り組んでいければよいのです。