恐れてはいけません。暗いものを凝って見詰めて、その中から貴方の参考になるものをおつかみなさい。
by 夏目漱石
あなたは何かを恐れすぎてはいませんか?
見出しの言葉は、文豪 夏目漱石の言葉です。
新たなことや経験をする際に、恐れすぎずに慎重になりながらも、自分にとって参考になるものをつかみなさいと述べた深いメッセージですね。
私たちは人生の中で、新たな目標や夢に向かって行動を始めるときがありますよね。
自分にとっては初めての経験ですし、何が起こるかわからないのでとても不安になり、恐れてしまって身体や心が動かなくなってしまい、何も行動できなくなってしまうことがあるかもしれません。
新たなことや初めてのことに挑戦するわけですから、恐れてしまう気持ちはとても理解できますが、あまりにも恐れすぎて何も行動できなくなってしまったり、やめてしまうようなことがあるとすれば、それは考え直したほうが良いと思います。
だからと言って、何も恐れずに無鉄砲に突き進めばいいと言うわけでもありません。
文豪 夏目漱石は、こんなときは、恐れすぎることなく、暗闇の中を手探りで探すかのように慎重に行動し、その中から自分に合うもの、参考になるものを見つけるようにすれば良いと述べています。
大胆に無鉄砲に行動すれば、大きな失敗する危険性もありますが、慎重に行動すれば小さな失敗はするかもしれませんが、それはあなたにとって大きな痛手にはならないはずです。
そして、慎重に行動すれば、その中から自分に参考になる何かを発見することができるはずだと言うのです。
行動しなかったり、途中でやめたりすれば、それで物事は終わってしまいます。
もしも恐れることがあったとしても、あなたが考えるような、とてつもなく恐ろしい結果になるなんてことは滅多にありません。
私たちが何かに挑戦するときに必要なのは、少しの勇気と行動力なのかもしれませんね。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が発表している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をする際にも、不安や恐れを意識しすぎて、行動できないようなことにならないようにしてください。
「目標達成が果たして可能なのだろうか?」とか「自分の行動が社会のためになっているのだろうか?」などと不安な気持ちになり、行動を躊躇するようなことにならないようにしてほしいと思います。
未来の地球と人類のための活動とはいえ、私たちの行動は地道で長い道のりだということは事実であり、すぐに結果が出たり、反応が返ってくるものではないのです。
もしかしたら手探りで行動することもあるかもしれません。
そんな気持ちになったとしても、恐れすぎず、不安になりすぎず、地道に活動を続けていってください。
それがあなたと地球の未来にとって、良いことであるのは間違いないのですから。