命は人を待つものかは
by吉田兼好「徒然草」より
あなたは、今やるべきことを先延ばししていませんか?
タイトルの言葉は、日本人ならだれもが知っている吉田兼好の随筆「徒然草」の中の一節です。
この言葉、「命は人を待ってはくれない」という意味です。
人はだれでも、いつか死が訪れます。これを避けることができないことは言うまでもありません。
死は、その人の何もかもを一瞬のうちに奪ってしまうものであり、しかもいつ訪れるか誰にもわからないのです。
私たちは、今すぐやるべきことを、「今すぐじゃなくてもいい」とか「来週から始めればいい」などと先延ばしすることがあります。
しかし、こんなことを続けていると、やるべきこと、やりたいことをやらないまま死んでしまうかもしれません。
もしも、やる気が出ない気分のときでも、やり始めてしまうと脳が興奮してやる気スイッチが入り、集中力やモチベーションアップが出てくるものです。
これを医学的に「作業興奮」と言います。
やる気が出ないときでも、思い切って始めてみるのがコツです。
明日、何が起こるのかは、誰にもわかりません。
今やるべきことは今すぐやる。そういう癖をつけておかないと、あとになって後悔することになりかねませんよ。