人生は一箱のマッチに似ている。ｂｙ芥川龍之介

人生は一箱のマッチに似ている。重大に扱うのはバカバカしい。しかし、重大に扱わなければ危険である。ｂｙ芥川龍之介

あなたは、毎日をどのような気持ちで生きていますか？

見出しの言葉は、小説家　芥川龍之介の言葉です。
人生をマッチ箱にたとえたユニークで深い名言ですね。

芥川は、人生を一本のマッチではなく、一箱のマッチにたとえています。
一箱のマッチということは、マッチが箱の中にたくさん入っている状態のことを指します。
マッチ箱を人生にたとえるということは、マッチ一本一本が一日一日ということになります。
つまり、マッチ箱が人生そのもので、マッチ一本が一日を表すということです。

マッチ一本は、所詮ただのマッチです。
これを重大に扱うのはバカバカしく思えます。
しかし、されどマッチ。
もしも扱い方を間違えて、一本のマッチに引火してしまえば、マッチ箱に入っている全てのマッチに引火して、全て燃え尽きてしまうのです。

つまり、たった一日、誤った行動を取ってしまったばかりに、人生そのものをダメにしてしまうことがあるということです。
私たちにとって、日々の生活は他愛のない毎日かもしれませんが、その積み重ねが人生そのものであり、重大なものだということがおわかりいただけたでしょうか？

たった一日を重大に考えることはバカバカしいと思うかもしれませんが、もしもあなたが重大な過ちや失敗をしたとき、あなたの人生に大きな影を落とし、取り返しのつかない事態に陥ってしまうかもしれません。
また、反対に、その日一日の行動によって、あなたの人生を大きく転換させる出来事に出会うかもしれません。
一日一日を大切に過ごしましょう。
あなたにとって、今日が重大な一日になるかもしれませんよ。

SDGsは、２０３０年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が発表している世界共通の行動目標です。

SDGsの活動そのものは、一日一日の積み重ねです。
その日々の積み重ねがゴールへと近づくわけですが、目標達成の兆しが見られず、成果が上がらないと、モチベーションが下がり、バカバカしい気持ちになってしまうことがあるかもしれません。

しかし、あなたの日々の活動は、確実にゴールに近付いており、決して無駄にはなっていません。
目に見える成果が上がっていないだけであり、確実に成功へと導かれているはずです。
毎日の積み重ねが重要であり、決しておろそかにしてはいけません。
目標達成を信じ、ゴールに向かって日々活動を実践、継続していきましょう。