ことわざ

一本のろうそくで多くのろうそくに火をつけても、元のろうそくの火は弱くならない。

一本のろうそくで多くのろうそくに火をつけても、元のろうそくの火は弱くならない。
by ユダヤのことわざ

あなたは常に正しいことを意識して行動していますか?

タイトルの言葉は、ユダヤのことわざです。
一本のろうそくで多くのろうそくに火をつけても、元のろうそくの火は弱くならない。
つまり、一人の熱い思いが大勢の人に浸透することがあることを述べた深いメッセージですね。

一本のろうそくの火を多くのろうそくにつけていくことは、宗教の儀式等でよく見られる光景です。
最初は一本のろうそくの火だったのに、それが多くのろうそくに火がついていく様を見るのは、とても荘厳であり、心が洗われるような気持ちになれます。

一本のろうそくの火が、次々と他の多くのろうそくに火がついていくという光景は、良い意味でも悪い意味でも、社会でもよく見られる光景です。
例えば、政治の世界がそうです。
カリスマ的な政治家が現れ、戦争こそが自分たちを救済する道だと主張し、それが大衆の心に浸透すれば、その国はたちまち戦争へと突き進んでいってしまいます。
政治だけではなく、芸術や文学の世界でもよく見られます。

一冊の本が世界中の人々に支持され、多くの人々に感動を与えることもありますし、一曲の音楽が大勢の人々を感動させることだってあるのです。
つまり、最初は小さな火だったものが、やがて大勢の人々の心に染みわたることで、大きな火となることは、歴史上も現代社会においてもよく見られるということです。

たった一人の行動が、大きな火となって大勢の人々を感動させることができるなんて、とても不思議な出来事ですが、それが人間社会の恐ろしい世界とも言えます。
あなた自身も、一つの行動が大勢の人々に影響を与えることができるかもしれませんよ。

SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が提唱している世界共通の行動目標です。

SDGsは、全世界に向けて活動を促進していくグローバルな目標ですが、熱心に活動を続けている人はまだまだ少数派です。
「SDGs」という言葉は知っていても、実際にどういうものか、何をすればよいのかよく分かっていない人々が大勢存在していることも現実としてあるわけです。

そこで必要なのが、SDGsのことを世界中に浸透させて、活動を促進していくことです。
一本のろうそくから多くのろうそくに火をつけていくように、世界中へと広げていく必要があるわけです。
SDGsが世界中の人々の心に浸透し、大勢の人々が活動するようになれば、私たちの未来は本当に明るい持続可能な社会へと進んでいきます。
そのためには、皆様が持っている一本のろうそくの火を、大勢の人々に火をつけていくような行動が必要になります。
常にそのことを意識しながら活動を続けていきましょう。

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