すいかは土で作れ、かぼちゃは手で作れ。
by 日本のことわざ
あなたは、正しい知識を得てから行動していますか?
タイトルの言葉は、日本に伝わることわざです。
スイカを作る際には、種を蒔く前にまずは土に肥料を入れて土地作りをすることが第一です。
かぼちゃを作る際には、手を入れて、つるを上手に整理してあげることが重要です。
つまり、それぞれの作物の特徴に応じて作業を行う必要があるというわけです。
物の特徴や状況に応じた対応、教育をする必要があるという教訓を述べたことわざです。
私たちは、日常生活や仕事をする上で、自分なりの方法ややり方でやっている場合があります。
その方法が正しい方法ならば良いのですが、本来のやり方や基本的な知識もないままに、間違った方法でそれを継続しているとすれば、あまり賢明とは言えないかもしれません。
例えば、皆様は目薬の正しいさし方をご存知でしょうか?
上を向いて、目を開いて目薬の液を3、4滴垂らして、目をパチパチさせる人が多いことと思いますが、この方法は間違っています。
まずは、目薬をさす前に、手を洗うことが大切です。指が汚れていると、目に雑菌が入る危険性があるからです。
そして、目薬は1滴のみさすのが正しい方法です。3滴も4滴も垂らす人がいますが、それは目薬を無駄にしているだけであり、目薬は本来、1滴で十分効果があるように設計されているのです。
それと、目をパチパチさせるのも、液体を目の外へ出してしまうだけであり、間違った行動なのです。
目薬を1滴、まぶたに垂らしたら静かに目を閉じて、1分間程度まぶたを閉じたままじっとしていることが正しいやり方なのです。
このように、私たちは正しい方法を知らずに、間違ったやり方を長年続けてしまうことがあります。
目薬のさし方以外にも、私たちには間違った方法で継続している習慣や常識が数多くあるかもしれません。
自分の習慣、常識が本当に正しいのか、改めて見つめ直してみることも必要かもしれませんね。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が発表している世界共通の行動目標です。
SDGsの17の目標は、私たちがこれから先も平穏に、そして幸福に暮らしていけるようにするための基本的な行動が掲げられていると言っても過言ではありません。
なぜなら、人間が正しい行動だけを行ってきたのであれば、環境破壊や人権侵害、貧困問題など起こらなかったはずであり、ましてや戦争やテロなど起こり得るはずもないのです。
いわば、人間の誤った行動が、世界的な課題を引き起こしているわけで、すべての人間が正しい行動さえ行っていれば、皆が平穏に幸福に暮らせるわけです。
私たちは、一人の人間として何をすればよいのか、何が正しいのかをよく見極め、正しい生き方をすることが、SDGsの目標達成につながることを忘れずに、今後も実践、継続していきたいものです。