経営とは、全従業員の物心両面の幸福を追求すること。
by水谷かをり
あなたは心理的な幸福を追求していますか?
タイトルの言葉は、会社経営者の水谷かをり氏の名言です。
水谷氏は、朝日工業株式会社の代表取締役として知られている経営者です。
彼女は、会社経営の一つのテーマとして、全従業員の物心両面の幸福を掲げています。
物心両面の幸福とは、幸福になるには、物質的な豊かさだけではなく、心理的な豊かさも絶対に必要だということです。
人間は、お金さえ得られれば幸福になれるわけではありません。
お金があれば、いろんな物やサービスを買うことができるので、一時的な幸福感は味わえるかもしれません。
しかし、そのお金を得るために、過酷な労働を強いられたり、休みもなく長時間にわたって働かされても、決して幸福とは言えないはずです。
また、人間関係が悪く、体罰や暴言、罵詈雑言がはびこっているような職場だとすれば、その場所にいるだけでストレスがたまってしまい、幸福な気持ちにはなれないのです。
このことは、何も経営者に限った話ではありません。
私たちは、常に物心両面の幸福を意識すべきです。
お金を得ることばかり考え、心理的な幸福を忘れてしまっては、真の幸福は得られないことを心得ておくべきなのです。
SDGsの目標8 「働きがいも経済成長も」は、人間らしい働きがいのある仕事をしながら経済成長も目指す目標です。
「人間らしい働きがいのある仕事」とは、正に物心両面の幸福そのものを意味しています。
常に意識しながら、仕事をしていきたいものです。