お金は不思議なものだ。持っていない人は持つことを熱望し、また持っている人はそのせいで多くのトラブルに見舞われる。
byアイルトン・セナ
あなたは、お金に苦しんでいますか?
見出しの言葉は、ブラジル出身のレーシングドライバー アイルトン・セナの名言です。
お金とはどういうものか、その不思議さを述べた深い名言ですね。
あなたはお金が欲しいですか?
こう聞かれて、「お金なんて要らない」と答える人はほとんどいないでしょう。
現代では、人は生きていくために、どうしてもある程度のお金は必要であり、ないと困るわけです。
お金さえあれば、欲しいモノが買え、あらゆるサービスを受けることができるのが今の社会、世の中であると言えるでしょう。
お金を持っていない人にとっては、お金は喉から手が出るほど欲しいものであり、お金を稼ぐために、私たちは苦労して労働をするわけです。
しかし、富裕層のように有り余るほどのお金を持っている人が本当に幸せかというと、現実にはそうではないようです。
富裕層の周りには、そのお金をむしり取ろうと企んでいる人も大勢おり、手ぐすねを引いて富裕層の人たちからお金を取ろうと必死に待ち構えています。
また、裕福な生活を続けていくと、それが当たり前になってしまい、もしも困窮した場合、心身ともに困窮生活には耐えられなくなり、心や体を煩ってしまう人も大勢います。
それに、お金をめぐるトラブルは枚挙に暇がなく、強盗や窃盗のみならず、お金によって殺人や暴行などに巻き込まれてしまうケースは、世界中で多々起こっているわけです。
このように、お金はあってもなくてもトラブルに巻き込まれる可能性があります。
お金の使い方は、その人の人生そのものとも言えます。
どのようにお金を使うのが自分らしく、幸せなのかをよく考えながら生きていきたいものです。
SDGsの最初に掲げられている目標1は、「貧困をなくそう」です。
世界には、日々の生活にも困るほど貧困に窮している人々が数多く存在しているのが現状です。
貧困は、衣食住に困るだけではなく、病気や怪我をしても治療を受けられなかったり、教育も受けられず、子供たちが労働に課せられたりするなど、さまざまな問題を引き起こします。
また、貧困によって、差別や人権侵害、窃盗や強盗などの犯罪の温床になる恐れも高くなります。
このように、貧困は人が生きていくために最初に解決しなければならない深刻な問題なのです。
貧困をなくすために、私たちに何ができるのか、何をすべきなのか真剣に考えてみましょう。