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人間には裏切ってやろうと企んだ裏切りより、心弱きゆえの裏切りのほうが多いのだ。

人間には裏切ってやろうと企んだ裏切りより、心弱きゆえの裏切りのほうが多いのだ。
by フランソア・ド・ラ・ロシュフコー

あなたは人を裏切ったことがありますか? または人に裏切られたことはありますか?

タイトルの言葉は、フランスの貴族で文学者のフランソア・ド・ラ・ロシュフコーの名言です。
人を裏切る行為とは、悪意を持って企んだものよりも、心の弱さゆえにやむを得ず裏切るほうが多いと述べた深い名言ですね。

あなたは誰かに裏切られたことがありますか?
これまでの人生の中で、人に裏切られた経験は誰にもあるかと思います。
信頼していた友人、知人に裏切られ、傷つき、人間不信になってしまったことがある人も多いかもしれませんね。

しかし、人が人を裏切るとき、相手を傷つけてやろうと悪意を持って裏切る人というのは稀なケースであり、そのほとんどがやむを得ず、自分の身を守るために、心痛めながら、結果的に裏切るような行為をしてしまうケースがほとんどだと思われます。

例えば、いじめに遭っている人がいるとします。
いじめられている人には、信頼している友人がいて、困っているときには助けてくれると言ってくれていましたが、実際にいじめられている場面では、そばで見ているだけで助けてくれなかったケースということがあるかもしれません。
その友人は、本当は助けたいという気持ちがあったにも関わらず、自分がターゲットにされることを恐れて、勇気を出して止めることはできなかったわけです。
その友人は、結果的に、いじめられている友人を裏切る行為をしてしまったわけですが、その友人を責めることはできないはずです。

つまり、裏切りというのは、人の心の弱さゆえに、起こってしまうことが多いのです。
もしも、人に裏切られたと感じることがあっても、決して悪意があったわけではなく、心の弱さだということを意識し、憎しみや恨みを持つことのないようにしましょう。

人間の心なんてみんな弱いものです。あなただって弱いはずです。
強い心を持ち、常に正義感にあふれている人の方がごくごく稀なのです。
常に意識として持っておきましょう。

SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が定めている世界共通の行動目標です。

SDGsの活動をしていると、途中で諦めたり、投げ出すような人が現れるかもしれません。
一緒に行動をともにしてきたにも関わらず、そんな行動をとられると、裏切られたような気持ちになるかもしれません。

しかし、それは大きな心で許してあげるべきです。
途中で投げ出したり諦める人は、決してあなたを傷つけようと悪意があったわけではないはずです。
何らかの事情があったのかもしれませんし、その人の心の弱さが、そのような行為を生み出してしまったのかもしれません。
いずれにしても、その人に悪意がない以上、大きな心で受け止めてあげるのが人としてのあるべき姿です。

裏切りイコール許されざる行為ではないということを常に意識しておきましょう。

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